輸入増加分を国産備蓄米で買入れ-林農相2015年10月6日
林芳正農相は10月6日の会見でTPP協定発効によって米の輸入が増える分について「国産米を買入れ、総量が増加しないよう、再生産可能となるようにしたい」と述べ現在の年間20万t程度の備蓄米の買い入れを増やす方針を明らかにした。
林農相は会見で「米はわが国にとって主食でありもっとも重要な品目」だとして交渉結果では、関税撤廃の例外を獲得し国家貿易制度も維持できたことを強調した。
そのうえで米国産と豪州産の輸入枠が協定発効13年目には合わせて7万8400tとなることから「総量を増やすことにならないようにしたい。国産米の価格の下落とならないよう国産米を買い入れ、再生産可能となるようにしたい」と政府備蓄米の買い入れ量を増やす方針を示した。
(関連記事)
・大筋合意内容、生産現場「容易ではない」-奥野全中会長コメント (15.10.06)
・米の米国・豪州向け特別枠-TPP大筋合意 (15.10.06)
・【TPP】国会決議破りのTPP「合意」は許さず-緊急国会行動 (15.09.30)
・【TPP】合意は許さない緊急行動-TPP反対市民団体 (15.09.28)
・9月30日からTPP閣僚会合-USTR (15.09.28)
重要な記事
最新の記事
-
【稲作農家の声】被災農家も「米が作りたい」 国は本気の支援を 宮岸美則・石川県農民連会長2025年6月12日
-
備蓄米の認知率98.7%、一方で「味に不満」6割超、主食の転換の兆しも ノウンズ調べ2025年6月12日
-
備蓄米競争入札分 実需者・小売に7万t 売渡数量の23%2025年6月12日
-
36都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月12日
-
集落営農 法人組織41.9% 前年から1.8%増2025年6月12日
-
【'25新組合長に聞く】JA甘楽富岡(群馬) 今井善圓氏(5/27就任) 組合員・地域とのふれあいから農協の意義再認識2025年6月12日
-
米卸は全国に1822社 1億円未満が30.5%の555社「米卸業者の動向調査」帝国データバンク2025年6月12日
-
【JA人事】JAくしろ丹頂(北海道) 千葉喜好組合長を再任2025年6月12日
-
食卓と農の現場の距離を縮める取組と今後の展望「令和6年度 食育白書」農水省2025年6月12日
-
「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」入会受付開始 農水省2025年6月12日
-
焼酎とイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第344回2025年6月12日
-
全農杯全日本卓球選手権大会大分県予選会 JA全農おおいたが県産農産物提供2025年6月12日
-
三重県JA-MC運営協議会が第36回定期総会 農機作業の業務改善、階層別研修でサービス向上へ2025年6月12日
-
「田んぼの生きもの調査」で田植えを体験 JA全農福島2025年6月12日
-
JA新潟かがやき産「大玉すいか」でトップセールス JA全農にいがた2025年6月12日
-
「JAタウンアワード」1位はJA全農長野「全農長野僕らはおいしい応援団」2025年6月12日
-
大規模な低酸素環境で殺虫 地球環境に優しい窒素ガス置換殺虫技術を開発 農研機構2025年6月12日
-
安全性検査クリアの農業機械 農用トラクターなど3機種15型式を公表 農研機構2025年6月12日
-
データで農業を変える「WAGRIオープンデー2025」開催 農研機構2025年6月12日
-
【人事異動】デンカ(7月1日付)2025年6月12日