東電前で抗議行動 川内原発即停止も2016年4月27日
福島県農民連は4月26日東京で、原発事故を起こした東京電力に対する抗議行動を行った。福島県の農業者を中心に約120人が、シュプレヒコールで抗議し、参議院議員会館で経産省・東電と交渉した。
この講義行動は、賠償や除染など原発事故に対する経産省、東京電力の対応に抗議する福島県農民連の一連の行動の一つ。
福島県農民連の根本敬会長は、「中間決算で3651億円、3年連続、過去最高の経常利益をあげながら、賠償打ち切りをどんどん進めている。東電が生き残り、われわれを棄民化するのか。許せない。われわれは被害者ではおわらない。次の世代まで責任を果たす」と、抗議とともに、福島県民の決意を示した。
原発をなくす全国連絡会の長尾ゆりさんは、「川内原発を止めることは、福島の運動とつながっている。不安の奴隷はごめんだ」と、また国内の原発廃炉、特に現在運転中の鹿児島県の川内原発の即時停止を訴えた。
実際に避難している人からは、来年3月で借り上げ住宅の期限が切れることや、避難解除されても、家は人の住める状態ではなく、帰還するのは高齢者ばかりで、地域や生活の将来が描けないなど、それぞれ厳しい実態を訴えた。
(写真)東電前で抗議する福島県の農民
(原発の関連記事)
・被災地の不安軽減のため川内原発の稼働停止を パルシステムが安倍首相に (16.04.25)
・「風化」させるな-震災・原発事故5年で全農林がシンポ (16.04.20)
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