熊本市でミネラルウォーター購入が11倍に ―家計調査から見た熊本地震の影響2016年6月24日
総務省統計局統計調査部は、熊本地震で被災した家計調査データを中心に、家計の支出面から被災の影響をまとめたデータを6月21日に公表した。
4月の熊本市の家計調査結果によると、消費支出全体では、前年同月に比べて名目で3割以上減っているが、内訳をみると、「ミネラルウォーター」が前年同月の11倍、「カップ麺」が2.4倍、「魚介の缶詰」が2.3倍となっている。その他、ペットボトルのお茶などの「茶飲料」や「おにぎり・その他」の購入も1.5倍前後となっている。
食料品以外では、「電池」が同2.8倍、カートリッジ式ガスボンベなど「他の光熱のその他」が2.3倍に、「温泉・銭湯入浴料」が2.6倍となっている。
この4月の全国平均の結果を見ると、前年同月に比べ、「ミネラルウォーター」が34.7%増、「カップ麺」が16.3%増と大幅な増加となっている。さらに「電池」9.4%増(いずれも名目)となっている。
これを地震発生前(1日から13日まで)と、地震発生後(14日から30日まで)を比べると、「ミネラルウォーター」は前年同月に比べて発生前は2.8%増だが、発生後は45.7%増となっており、「カップ麺」や「電池」も同様に、地震発生後に大幅な増加となっており、「この地震を契機に被災地以外でも災害に備えてこれらの品目を購入した世帯が多かったとみられる」と、同部では分析している。
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