農業女子PJ2016オブ・ザ・イヤーに香川県・尾池美和さん2017年3月10日
安倍昭恵氏「農業の未来明るい」
農水省は3月9日、農業女子プロジェクト(農業女子PJ)で初となるアワードを開催。農業女子PJ2016オブ・ザ・イヤーに「人材育成部門」の香川県・尾池美和さんが選ばれた。
2013年から農水省が始めた「農業女子PJ」は、女性農業者の活躍を応援している。このアワードは2016年度に最も活躍した農業女子メンバーにおくるもの。
今回、32件から応募があり、5つの部門で受賞者を決めた。同日、この受賞者らがプレゼンを行い、来場者およそ160人と審査委員らで尾池美和さんを「農業女子PJ2016オブ・ザ・イヤー」に決めた。
尾池さんは「人材育成部門」での受賞者で、農業現場でも女性が働きやすい職場の環境づくりと作業効率アップの工夫についてプレゼン。タイトルは「目配り・気配り・思いやりを持って!」。
受賞について「農業は"しんどい"といった偏見を変えたいと思っていた。従業員全員が頑張ってきた成果だと思う。嬉しい」と語った。今後は、夏にベトナム研修生3人を受け入れるために、パートで働く従業員とのコミュニケーションについて配慮していくとともに、既に決定している3か年事業計画について確実に実行していきたいと述べた。
ゲスト審査員の安倍昭恵氏(現内閣総理大臣夫人)は、「女性が農業に携わる大変さがあると思うが、(今回の受賞者をみて)農業の未来は明るいのではないかとワクワクしてきた」と講評した。
このほかの部門の受賞者と発表概要は次の通り(敬称略)。
▽販促プロモーション部門:垣淵浩子(和歌山県)
顧客ターゲットを明確にした梅・梅加工品を効果的手法でPRした。
▽コミュニティ部門:LINKS代表 内山佳奈(北海道)
地域の垣根を超え、仲間で築き上げた幅広いコミュニティ活動。
▽6次産業化部門:山領裕美(佐賀県)
タマネギの規格外品の廃棄を減らすことを考え、タマネギのドレッシングを製造し6次化商品にした。
▽知恵・夢部門:農業女子フェアin香港代表貫井香織(埼玉県)
農業女子PJが香港で行ったフェア、農業女子PJの仲間たちのつながり。
(写真)中央で冠を被った尾池さん。他の受賞者、安倍氏、矢島直美審査委員長とともに
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日