鳥獣被害対策の事業開始 DMM.comグループ農業領域参入2020年3月11日
合同会社DMM.comは、近年増加する鳥獣被害対策を行う新会社「株式会社DMM Agri Innovation」(DMMアグリイノベーション)を設立し、3月から本格的に事業を開始する。
DMMアグリイノベーションは、DMMグループとして農業領域への参入は、農機売買を行う(株)ファーマリーのDMM農機に続き、2社目となる。
野生鳥獣による農作物の被害は、年間で約158億円(平成30年度の農作物被害額。農水省調べ)にも上り、数字に現れる以上に、営農意欲の減退、耕作放棄・離農の増加など深刻な影響を及ぼしている。
また、鳥獣被害の解決には、「被害→対策→資源化→消費」の連動サイクルを作り広く展開することが求められるが、現状は情報やノウハウ、処理技術の欠如、ハンターの人材不足などさまざまな課題に直面している。
DMMアグリイノベーションは、農業に関する課題解決を行う企業として、「農業と未来を歩む」をテーマにDMMが持つテクノロジー・ソリューション、人材などを使った事業展開を行い農家が抱える悩みの解決と地域社会への貢献を目指すという。
この事業では、JA全農の協力を得て、経済連・県JAや全国のJAへの電気柵販売を足がかりに、実証実験を行いながら、鳥獣被害対策商品全般の製品開発と販売を行うとしている。
(※)合同会社DMM.comは、1998年の創業から、動画配信、GAME、証券、英会話、アニメ、プログラミングスクール、3Dプリント、エナジー、フットボール、オンラインサロンなど領域を問わず、40を超える事業を展開している。
◆新設立会社「DMM Agri Innovation」の概要
▽名称 株式会社DMM Agri Innovation(DMMアグリイノベーション)
▽所在地 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー24階
▽設立日 令和元年6月21日
▽資本金 4340万円(資本準備金を含む)
▽代表取締役 村中悠介<兼 合同会社DMM.com COO(最高執行責任者)>
▽事業内容 鳥獣被害対策機器、農業・環境・医療関連機器の研修、開発、製造、販売およびコンサルティング業務、農場・山林の管理および運営業務、広告代理店業務
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