インドでの「J−Methods Farming実証事業」参加企業募集 農水省2020年3月19日
農林水産省は令和2年度「J−Methods Farming※実証事業(インド・グジャラート州)」に参加を希望する企業の募集を始めた。
令和元年度参画企業
アジアをはじめ発展途上国では、生産性の向上や、食の安全・安心に対応した質の高い農業生産への移行が求められており、日本が持つ農業技術の活用ができる分野は今後もますます拡大すると見込まれる。
日本の農業界は、優れた資材や農業機械、"篤(とく)農家"の蓄積してきた知見など、多国に比肩する高い水準の農業技術を持っているが、今までは、それぞれのメーカーが個別に海外展開する事例が多く、例えば、優れた資材を導入しても適正な栽培管理がなされなかったり、先進的な農業機械が導入されても使いこなす農業者の育成がなされなかったりするなどにより、それぞれの要素技術の能力が十分に発揮されていない事例が見られる。
このため、同省では、日本の優れた農業技術をパッケージとして実証する日本農業のモデルルームを設置することで、「J-Methods Farming」の実証を行う。
これにより日本の農業界の海外進出を支援するとともに、発展途上国の農業生産性や農産物の品質向上などの実現を目指す。
同省は、今回、インド・グジャラート州で行う令和2(2020)年度の「J-Methods Farming」の実証事業への参画を広く募集する。
なお、この事業は参画企業の応募状況などにより中止する場合がある。
概要は次のとおり。
▽募集期間 3月18日~4月30日
▽応募方法 応募にあたっては令和2年度J-Methods Farming実施要領を見た上で、応募様式を使って申し込む。
◆問い合わせ先
JMF推進ユニット(政策統括官付穀物課内)
代表:03-3502-8111(内線4824)
ダイヤルイン:03-3502-5959
FAX番号:03-6744-2523
(※)J-Methods Farmingとは、日本の農業界が海外展開されることが見込まれる国や地域(対象国)において、
▽対象国が農地や農業労働力などの農業資本を提供し、▽日系企業が種苗、農薬、肥料、農業機械などの農業技術を提供することにより、対象国で日本の農業界がその強みを最大限発揮し、対象国の農業生産性や農産物の品質などを飛躍的に向上させる取り組み。事務局は農水省内の「J-Methods Farming推進ユニット」が務めている。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日