林業安全教育用のVR制作し研修に活用 アルファコードが開発2020年7月9日
VR(ゴーグル型専用機の映像を現実世界のように体験させる技術)配信事業などを手がける(株)アルファコードは、11Kの高精細な実写VRで林業研修ができる「林業安全教育360VR」を制作した。第一弾となる「チェーンソー作業ー他人伐倒編ー」は、全国森林組合連合会が行う林業教育プログラム「緑の雇用」事業(林野庁補助)に向け、7月から全国の安全講習実施機関に貸し出しを始める。
VRによる映像の一部
林業安全教育360VRは、労働災害発生率の低減を目指す全森連と農林中央金庫の要請により開発したもの。
林業における年間死傷者数は、全産業平均の約10倍と著しく高い水準にあり、労働安全性向上が必須の課題。この課題をクリアするため、高精細な実写VRによる安全教育コンテンツが採用された。
VRゴーグルを被ると、目の前に森林風景が広がる。高精細な実写の360度映像に加え、体験者自身の目線でストーリーが進むため没入感が非常に高く、自分自身が危険な事象に襲われる感覚を体験できる。
VRを用いることにより、なぜ木が自分に向かって倒れてきたのか、手順に誤りはなかったのかなどを理解できるまで何度も安全にトレーニングできる。
一体型のVRゴーグルを用いることにより、時間や場所を問わず繰り返しトレーニングできるため、指導者が不在でも研修を行えるようになった。さらに、指導者の違いによる教育のばらつきも平準化することができる。
新規就労者向けの研修や現場の日常労働安全講習にも活用できる。VRゴーグルは最大15台まで貸与可能。
一体型VRゴーグル
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