ヨコバイ科の新害虫を確認 徳島県2020年10月5日
徳島県病害虫防除所は9月30日、ウメとモモの葉を加害するヨコバイ科の一種Singapora Shinshana(Matsumura)を初めて確認し、今年度第1号の特殊報を発した。国内3県目。
Singapora Shinshanaの成虫
今年8~9月にかけて県下全域で確認し、神戸植物防疫所に依頼した同定の結果、これまで和歌山県と沖縄県でのみ確認されていたヨコバイ科の一種(和名なし)であることが確認された。和歌山県ではウメへの加害報告があったが、今回はウメに加え、国内で初めてモモが被害にあった。
海外では、中国、台湾、韓国および北朝鮮で確認されている。
成虫の頭頂部の特徴=黒点
幼虫および成虫が葉を吸汁加害して葉が白化し、被害がひどければ葉が落ちる。被害葉の裏側には幼虫の脱皮殻が付着する。
ウメとモモへの加害が国内で認められたことになるが、ナシやリンゴなどのバラ科果樹のほか、サンザシ、ポポー、ポプラなどを加害することがこれまでに報告されている。
対象の農薬はないため、被害葉の早期発見と早期除去に努めることとしている。
その他、病害虫情報はこちら
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日
-
「もしもFES名古屋2024」名古屋・栄で開催 こくみん共済coop2024年4月26日
-
農水省『全国版畜産クラウド』とデータ連携 ファームノート2024年4月26日