営農型太陽光発電設備の災害時活用で地元町内会と協定 千葉エコ・エネルギー2020年10月12日
千葉エコ・エネルギー(株)は9月17日、千葉市緑区大木戸町の大野町内会との間に「災害時における蓄電池等の借用に関する協定書」を締結。同社が保有する営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)設備である千葉市大木戸グリ・エナジー1号機で調印式を行った。
大野町内会の君塚吉男会長(写真左)と千葉エコ・エネルギーの馬上丈司代表
同協定では、有事の際に大野町内会の避難場所となる「千葉市緑区大野町内会館」に対して、同社が千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機で農作業を行う際に活用している自家消費型営農型太陽光発電設備や大容量蓄電池、バッテリー式のワークライトとラジオ付テレビなどの貸し出しを行う。今後も同社の営農型発電設備の災害時充電スポット化に向けた協議等を進めて行く予定。
昨年、大野町内会は令和元年房総半島台風(台風15号)により各所で倒木が生じるなど大きな被害を受け、約8日間の停電に見舞われた。その教訓から同社は、5月から営農型太陽光発電を活用した災害支援モデル(農村BCP)の構築を目指す実証事業を実施しており、停電復旧の日からちょうど一年が経つ9月17日に、同社が取り組む営農型太陽光発電設備と農業を地域のレジリエンス向上に活かすための協定締結に至った。
同社は、今後も営農型太陽光発電設備と農業を通じた分散型発電の実現や、地域のレジリエンスの向上、脱化石燃料型農業の実現をめざす。
貸し出し備品(一部)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日