タバココナジラミ多発で防除徹底を 宮崎県2021年1月28日
宮崎県病害虫防除所は、タバココナジラミの発生率が平年と比べ高いことから、1月25日に病害虫防除情報第8号を発表した。
タバココナジラミ成虫
1月中旬の巡回調査で、タバココナジラミの発生面積率は36.4%(平年14.6%、前年36.4%)、100葉当たりの虫数は2.3頭(同0.6頭、同2.8頭)でいずれも前年に比べ高い水準となっている。今後も気温の上昇とともに、タバココナジラミの活動が活発化することが予想されることから、防除対策の徹底を呼びかけている。
〈防除対策〉
〇雑草はタバココナジラミの生息・増殖場所となるため、施設内や周辺の除草を徹底する。特に暖房機の下や内サイドビニルと外ビニルの間などは見落とす可能性が高いため注意する。
〇低密度のうちに防除を実施し、薬剤散布後は防除効果に注意を払いながら、必要に応じて追加防除を行う。
〇有効な薬剤に対する抵抗性の発達を回避する観点から、同一系統薬剤の連用を避けローテーション散布を心がける。また、抵抗性発現の可能性が低い微生物農薬や物理的に窒息死させる気門封鎖剤を防除体系に組み込む。
同県病害虫防除の担当者は、ここ数年タバココナジラミの発生率が高い状況が続いており、その要因のひとつに適切な防除が行われていないことを挙げ、「今後、気温の上昇とともにタバココナジラミの活動が活発化することが予想される。防除対策の徹底をお願いしたい」と話した。
発生面積率の推移(左)と100葉当たり虫数の推移
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(172)食料・農業・農村基本計画(14)新たなリスクへの対応2025年12月13日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(89)フタルイミド(求電子剤)【防除学習帖】第328回2025年12月13日 -
農薬の正しい使い方(62)除草剤の生態的選択性【今さら聞けない営農情報】第328回2025年12月13日 -
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日


































