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水稲で斑点米カメムシ類多発に注意 令和4年度病害虫発生予報7号 農水省2022年9月8日

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農水省は9月7日、令和4年度病害虫発生予報第7号を発表した。水稲では、斑点米カメムシ類の発生が、東北、南関東、北陸、東海、中国、四国および九州の一部の地域で多くなると予想。豆類では、吸実性カメムシ類の発生が、近畿、中国および北九州の一部の地域で多くなると予想されている。また、野菜では、オオタバコガの発生が、北東北、東海、近畿、四国および九州の一部の地域で多くなると予想。果樹では、果樹カメムシ類の発生が、北陸、東海、近畿、中国、四国および北九州の一部の地域で多くなると予想されている。

各作物の詳細は以下の通り。

◎水稲
水稲で各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫とその地域は次の通り。

水稲で各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫及びその地域

・トビイロウンカの発生が、東海と四国の一部の地域で多くなると予想。愛知県から注意報が発表されている。同虫の薬剤防除にあたっては、若齢幼虫期が防除適期となるが、地域により成虫の飛来時期が異なる。都道府県の発表する発生予察情報を参考に、地域の発生状況を把握しながら、タイミングをとらえた適切な防除を実施する。

・斑点米カメムシ類の発生が、東北、南関東、北陸、東海、中国、四国および九州の一部の地域で多くなると予想。今年は現時点で18道府県から延べ22件の注意報が発表されている。同虫類による被害の程度は、出穂期、水田への本虫類の侵入量、カメムシの発生種の構成等によって異なる。都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、水田の観察を行い、適期に防除を実施する。

・紋枯病の発生が、北関東、中国および北九州の一部の地域で多くなると予想。長崎県から注意報が発表されている。同病は高温多湿条件で発生が助長される。また、上位葉が発病すると減収に繋がるため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、水田の観察を行うこと。同病の発生状況に応じて上位葉に進展しないように防除を実施する。

・いもち病の発生が、東海の一部の地域で多くなると予想。今後、断続的な降雨がある場合には同病が急激に発生するおそれがある。また、葉いもちの発生が多く、上位葉に葉いもちの病斑が見られる場合は、葉いもちから穂いもちへの移行が懸念される。都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、水田の観察を行い、同病の発生状況に応じて穂いもちに進展しないように防除を実施する。なお、一部の薬剤に対して耐性菌が発生しているので、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に効果的な薬剤による防除を実施する。

・スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)が一部の地域で発生。来年の発生を抑えるため、収穫後の防除として、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、石灰窒素の散布や冬期の耕うん等による殺貝を実施する。なお、耕うん機などの農機具に付着した泥とともに、本貝が他のほ場へ拡散する事例が報告されている。農機具の泥はよく落としてから移動させるよう、心がけること。

◎豆類
豆類で各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫とその地域は次の通り。

豆類で各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫及びその地域豆類で各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫及びその地域

・吸実性カメムシ類の発生が、近畿、中国及び北九州の一部の地域で多くなると予想されており、山口県から注意報が発表されている。同虫類の飛来状況は地域や園地により異なる。都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、園内の観察をきめ細かく行い、飛来が認められた場合は、飛来初期から防除を実施する。

◎野菜・花き
野菜・花きで各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫とその地域は次の通り。

野菜・花きで各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫及びその地域野菜・花きで各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫及びその地域

<作物共通>
・オオタバコガの発生が、北東北、東海、近畿、四国および九州の一部の地域で多くなると予想。幼虫の成育が進むと薬剤の効果が低下し、また、幼虫が植物体に食入してからでは防除が困難となるため、ふ化してから食入する前の若齢幼虫期が防除適期になる。ほ場の観察をきめ細かく行い、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に適期に防除を実施する。

・シロイチモジヨトウの発生が、南東北、関東、東海、四国および北九州の一部の地域で多くなると予想。幼虫の成育が進むと薬剤の効果が低下するため、若齢幼虫期が防除適期になる。ほ場の観察をきめ細かく行い、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に適期に防除を実施する。

・ハスモンヨトウの発生が、東海の一部の地域で多くなると予想。幼虫の成育が進むと薬剤の効果が低下するため、若齢幼虫期が防除適期になる。ほ場の観察をきめ細かく行い、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に適期に防除を実施する。

<いちご>
・ハダニ類の発生が、南関東、四国および北九州の一部の地域で多くなると予想されており、長崎県から注意報が発表されている。また、同虫類は、高温乾燥で増加する傾向があるため、気温が高く、降水量が少なくなると予想される地域で同虫類の発生を認めた場合は注意が必要。発生密度が高くなってからでは防除が困難となるため、都道府県の発表する発生予察情報
等を参考に、ほ場の観察をきめ細かく行い、発生初期に防除を実施する。なお、同虫類は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定を。また、農薬散布のみならず、天敵による生物的防除等の各種防除手段を組み合わせた防除の実施についても検討する。

<なす>
・ハダニ類の発生が、四国の一部の地域で多くなると予想。また、同虫類は、高温乾燥で増加する傾向があるため、気温が高く、降水量が少なくなると予想される地域で同虫類の発生を認めた場合は注意が必要。発生密度が高くなってからでは防除が困難となるため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、ほ場の観察をきめ細かく行い、発生初期に防除を実施する。なお、同虫類は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定を。また、農薬散布のみならず、天敵による生物的防除等の各種防除手段を組み合わせた防除の実施についても検討する。

<ねぎ>
・アザミウマ類の発生が、南関東の一部の地域で多くなると予想。また、同虫類は、高温乾燥で増加する傾向があるため、気温が高く、降水量が少なくなると予想される地域で同虫類の発生を認めた場合は注意が必要。同虫類は作物を加害するほか、多くの病原ウイルス病を媒介することが知られている。発生密度が高くなってからでは防除が困難となるため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、ほ場の観察をきめ細かく行い、発生初期に防除を実施する。なお、同虫類は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定を。また、農薬散布のみならず、天敵による生物的防除等の各種防除手段を組み合わせた防除の実施についても検討する。

◎果樹・茶
果樹・茶で各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫とその地域は次の通り。

果樹・茶で各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫及びその地域果樹・茶で各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫及びその地域

<果樹全般>
・果樹カメムシ類の発生が、北陸、東海、近畿、中国、四国および北九州の一部の地域で多くなると予想されており、今年は現時点で23都府県から延べ25件の注意報が発表されている。今後、当年世代(越冬世代以降の世代)を中心に、餌を求めて園地を移動するようになります。本年の越冬世代の発生が多かった地域では当年世代の発生量に注意が必要。同虫類の飛来状況は地域や園地により異なるため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、園内の観察をきめ細かく行い、飛来が認められた場合は、飛来初期から防除を実施する。

<かき>
・炭そ病の発生が、北陸の一部の地域で多くなると予想。同病は多湿条件下で発生が助長され、特に秋期に降雨が多いと多発しやすくなる。秋期の発病果は落果せずに樹上に残り、他の果実への伝染源となるため、園内の観察をきめ細かく行い、り病果は早期に除去するとともに、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に薬剤散布を実施する。

<かんきつ>
・かいよう病の発生が、東海および北九州の一部の地域で多くなると予想。都道府県の発表する予察情報等を参考に、ほ場観察をきめ細かく行い、伝染源となるり病部の除去や防風ネットの設置等の防除を実施するとともに、食害により感染を助長するミカンハモグリガの防除を実施する。

<なし>
・ハダニ類の発生が、北東北、関東および北陸の一部の地域で多くなると予想。また、同虫類は、高温乾燥で増加する傾向があるため、気温が高く、降水量が少なくなると予想される地域において同虫類の発生を認めた場合は注意が必要。発生密度が高くなってからでは防除が困難となるため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、ほ場の観察をきめ細かく行い、発生初期に防除を実施する。なお、同虫類は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定する。また、農薬散布のみならず、天敵による生物的防除等の各種防除手段を組み合わせた防除の実施についても検討を。

<りんご>
・ハダニ類の発生が、北東北および北陸の一部の地域で多くなると予想。また、同虫類は、高温乾燥で増加する傾向があるため、気温が高く、降水量が少なくなると予想される地域で同虫類の発生を認めた場合は注意が必要。発生密度が高くなってからでは防除が困難となるため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、ほ場の観察をきめ細かく行い、発生初期に防除を実施する。なお、同虫類は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定する。また、農薬散布のみならず、天敵による生物的防除等の各種防除手段を組み合わせた防除の実施についても検討を。

<茶>
・カンザワハダニの発生が、南関東、近畿および南九州の一部の地域で多くなると予想。更新園や夏期に発生密度が低下しなかったなど同虫の多発が予想されるほ場では、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に適期に防除を実施する。なお、同虫は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定する。

・炭そ病の発生が、南関東、東海および近畿の一部の地域で多くなると予想されている。同病は前茶期に発生したり病部が感染源となり、降雨により発生が助長される。都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、園内の観察をきめ細かく行い、新芽生育期から防除を実施する。

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