岡山県倉敷市で3例目の鳥インフルエンザ 国内7例目 警戒呼びかけ2022年11月11日
農水省は11月11日、岡山県倉敷市で今シーズン国内7例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと発表した。同市での発生は今シーズン3例目で、2例目の農場から半径3キロ~10キロの搬出制限区域にある。
疑似患畜が確認された農場は倉敷市の採卵鶏農場で、約3万4000羽を飼育している。
10日、飼育している家きんの異状が見られるとの通報を受けて同農場への立入検査を実施し、簡易検査で陽性と確認されたため11日に遺伝子検査を行った結果、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜と確認された。
岡山県によると、今回の発生農場は、2例目の農場から半径3㎞~10㎞の搬出制限区域内にある。また、今回の農場の半径3㎞以内の移動制限区域内には2戸の農場があり約7万7000羽が飼養され、3㎞~10㎞以内の搬出制限区域内には6戸の農場があり約32万羽が飼養されているという。
岡山県は11日から発生農場周辺で防疫措置を進めるとともに、今年は全国的に鳥インフルエンザの流行が早まっていることなどから、県内の家きん飼養者に対して野鳥の侵入を防ぐネットの監視や農場周辺の消毒の徹底など警戒を強化するよう呼びかけている。
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