棚田の魅力が1枚に「棚田カード」第3弾を発行 農水省2023年4月24日
農林水産省は、棚田を訪れるきっかけをつくるために作成している棚田カードの第3弾として、4月から新たに110地区の棚田を追加した棚田カードを配布する。
棚田めぐりマップ・棚田カード
棚田は、国土の保全、水源かん養など多面的機能を持つ国民共有の財産だが、厳しい耕作条件などを背景に保全が難しくなっている。農水省は、こうした棚田地域を応援しようと、2018年秋に、31府県の担当者と棚田カードプロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、これまでに「棚田に恋」をキャッチフレーズにPRを展開。全国の棚田を紹介する棚田カードを2019年7月に第1弾(31府県56地区)、2020年7月に第2弾(11県52地区)を作成した。
第3弾は、第1、2弾それぞれで作成した地区数の約2倍となる16県110地区の棚田カードを作成。第3弾までの累計地区数は、34府県218地区となった。
カードの表面には、四季折々の美しい棚田の写真を採り入れることで棚田の魅力を伝えるとともに、裏面には、棚田の枚数(面積)や傾斜、作付け品種などの情報、棚田の歴史などを掲載。また、棚田まで足を運んでもらえるよう、棚田周辺の情報や棚田までのアクセス、訪問マナーなどを掲載した「棚田めぐりガイド」と、棚田カードの地区一覧などを掲載した「棚田めぐりマップ」を作成している。
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