日本の原風景「棚田」の魅力を1枚に「棚田カード」第4弾を発行 農水省2024年4月18日
農林水産省は、棚田を訪れるきっかけになることを願って作成している「棚田カード」の第4弾として、新たに34地区の棚田を追加し4月から配布している。
日本の原風景と言われる棚田は、国土の保全、水源かん養などの多面的機能を有する国民共有の財産である一方、厳しい耕作条件などを背景に棚田の保全が難しくなってきている。
農水省では、棚田地域を応援するため2018年秋、31府県の担当者とともに、棚田カードプロジェクトチーム(PT)を立ち上げた。
同PTは、これまで「棚田に恋」というキャッチフレーズでPRを展開し、全国の棚田を紹介する棚田カードを2019年7月に第1弾(31府県56地区)、2020年7月に第2弾(11県52地区)、2023年4月に第3弾(16件、110地区)を作成した。
棚田カード第4弾では、11県34地区の棚田カードを作成し、第4弾までの累計地区数は36府県252地区となった。
カードの表面に、四季折々の美しい棚田の写真を採用することによって棚田の魅力を伝えるとともに、裏面には、棚田の枚数(面積)や傾斜、作付け品種などの情報、棚田の歴史などを掲載。
また、棚田カードと併せて、棚田まで足を運んでもらいやすいよう、棚田周辺の情報や棚田までのアクセス、訪問マナーなどを掲載した「棚田めぐりガイド」と、棚田カードの地区一覧などを掲載した「棚田めぐりマップ」を作成している。
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