「すべての人が利益を享受できるように」『水活』の見直し省内で議論 江藤農相2024年12月18日
江藤拓農相は12月17日の閣議後会見で水田活用直接支払交付金制度について農水省内で議論を進めていることを明らかにした。
江藤農相
江藤農相は13日の参議院予算委員会で水田活用の直接支払交付金制度を見直すと答弁した。
会見で江藤氏は「どのように見直すかは言えない」としたうえで、参院予算委員会が終わったあとに、「幹部職員全員集めてフリーディスカッションだと言っている」と述べた。
局長や課長級だけでなく「この政策に関わり、知識を持っている人を集めてフリーディスカッションのような形をとって」議論する考えを示した。
見直しの方向については明らかにしなかったが、「水活を利用してきた方々が新たな見直しを行うことによって大きな不利益を被ることはあったらいけない」と述べるとともに、「納税者に説明責任があるので、見直しについてはしっかりとした方向性を出さないといけない」とした。
時期は「できれば年内にと思っていたが、もう少し時間がかかる」と述べた。また、少数与党となっている国会の情勢も念頭に近く提示する見直し方向について「各党で揉んでもらい、最終的には(衆参の農林水産)委員会でも議論されることになる。熟議しないといけない」と述べた。
農林水産省は現在、食農審議会で議論している次期基本計画のなかで2027年度以降の水田政策のあり方を示すことにしている。
江藤農相は「しっかりとしたたたき台を作り、提示させてもらう作業をしている」と述べた。
また、適正な価格形成の仕組みづくりに向けた法案について「すべてのサプライチェーンのなかに属する人たちが利益を享受し納得できる、そんな流れがこの法案でできたらいい」、「一定レベルは生産者の方々も価格形成に参加できるとなれば生産基盤が守られ所得の向上も図られ、消費者の方々にも納得いただくことができれば良い方向にいくのではないか。期待している」などと述べた。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ねぎにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 徳島県2025年8月6日
-
動画講座と体験キットで組合員活動を支援 新規事業「JAサテライトプラス」 家の光協会2025年8月6日
-
必要なのは自責史観【小松泰信・地方の眼力】2025年8月6日
-
農福連携に取り組む優れた事例を表彰「ノウフク・アワード2025」募集 農水省2025年8月6日
-
福田屋百貨店で日本一の「とちぎ和牛」特別販売イベント JA全農とちぎ2025年8月6日
-
人気アニメ「【推しの子】」と福島県産モモがコラボ 描き下ろしデザイン箱&ステッカー入り JA全農福島2025年8月6日
-
スマート農業技術の実演会開催 キャベツ栽培で可変施肥に活用 JA全農岐阜2025年8月6日
-
和牛焼肉 信州そだちで「長野県産花の日フェア」7日に開催 JA全農2025年8月6日
-
「たすけあい story」アニメ第1話を8月29日公開 浜辺美波さん・福原遥さんが"実体験"を演じる JA共済連2025年8月6日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」JA‐SSで洗車や給油を体験 JAタウン2025年8月6日
-
地域農業への理解深める食育活動 地元小学生にキャベツの出前授業 JA熊本市2025年8月6日
-
「令和7年カムチャツカ半島付近の地震に伴う津波」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年8月6日
-
極早生で良食味のニホンナシ新品種「蒼そう月げつ」育成 農研機構2025年8月6日
-
ニホンナシに出現するミルキーな香りの正体 香りを新たな育種ターゲットに 農研機構2025年8月6日
-
アフリカ開発会議の併催イベントに出展 サタケ2025年8月6日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州などからの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年8月6日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年8月6日
-
鳥インフル ブラジルからの家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年8月6日
-
日本被団協など講演 130人が受け止めた「考え続ける大切さ」パルシステム東京2025年8月6日
-
地元みかん農家とつくったクラフトビール「果実香る湘南ゴールドエール」新登場 湯河原みかん倶楽部2025年8月6日