農福コンソーシアムひろしま 広島県、竹原市・三原市・東広島市と協定締結2025年1月20日
「農福コンソーシアムひろしま」と広島県、竹原市、三原市、東広島市は、1月16日、「農福連携による地域共生社会実現に関する協定」を締結した。同協定は、障がい者やひきこもり状態の人々など、生きづらさを抱える人々が活躍できる場を創出し、農業を基盤とした地域循環型経済圏の構築を目指す。
16日に広島県庁で行われた農福連携による地域共生社会実現に関する協定締結式
協定締結式は、広島県庁で開かれ、広島県の湯﨑英彦知事、竹原市の今栄敏彦市長、三原市の岡田吉弘市長、東広島市の髙垣廣德市長と「農福コンソーシアムひろしま」の伊藤大悟代表が出席した。
湯﨑知事は同協定について「障がい者や社会的に孤立しやすい方々の社会参加や就労機会の創出と共に、構成団体の販売チャネル等を活用した、高付加価値販売や規格外品等の活用による収益力の向上など、中山間地農業における様々な課題解決につながる」と述べ、期待を寄せた。
「農福コンソーシアムひろしま」は、社会福祉法人宗越福祉会、株式会社八天堂ファーム、アソシエイト・ファーム株式会社を幹事とし、2024年8月に設立。同協定では3つの重点項目として、(1)障がいのある人はもちろん、ひきこもり状態にある人をはじめ、地域で生きづらさを抱える人が生き生きと働ける環境づくり、(2)個人や法人等すべての者が農福連携に主体的に参画するインクルーシブなコミュニティづくり、(3)農業を起点に、地域内外で調達から生産、加工、流通、消費が循環する持続可能な地域循環型経済圏の仕組みづくり、について進める。
この取り組みは、障がい者や社会的に弱い立場とされる人の自立支援や社会参加を促進するとともに、農業分野の担い手不足や高齢化などの課題解決にも寄与。また、同協定は中国・四国地方における複数自治体の連携による初の試みとなり、広島県内外でのモデルケースとなることを目指している。
重要な記事
最新の記事
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【注意報】ピーマンにアザミウマ類 県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】トマト、ミニトマトに「トマトキバガ」県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年7月10日
-
【特殊報】メロンにCABYV 県内で初めて確認 茨城県2025年7月10日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】コメ増産こそが自給率を向上させる~輸入小麦をコメで代替すれば49%2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】地道な努力 必ず成果 経済事業部門・愛知県経済連会長 平野和実氏2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】全ては組合員のため 経済事業部門・宮崎県農協副組合長 平島善範氏2025年7月10日
-
ジネンジョとナガイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第348回2025年7月10日
-
【2025国際協同組合年】SDGsと協同組合 連続シンポジウム第4回2025年7月10日
-
備蓄米 コンビニの7割で販売を確認 7月9日時点 農水省調査2025年7月10日
-
【人事異動】農水省(7月11日付)2025年7月10日
-
水稲の斑点米カメムシ類 多発に注意 令和7年度病害虫発生予報第4号 農水省2025年7月10日
-
【JA人事】JA加賀(石川県)新組合長に道田肇氏(6月21日)2025年7月10日
-
【JA人事】JA新みやぎ(宮城)新組合長に小野寺克己氏(6月27日)2025年7月10日
-
「田んぼの生きもの調査」神奈川県伊勢原市で開催 JA全農2025年7月10日
-
「米流通に関するファクトブック」公開 米の生産・流通など解説 JA全農2025年7月10日
-
「おかやま和牛肉」一頭買い「和牛焼肉 岡山そだち」ディナーメニューをリニューアル JA全農2025年7月10日
-
本日10日は魚の日「呼子のお刺身いか」など150商品を特別価格で販売 JAタウン2025年7月10日
-
転炉スラグ肥料がイネの発芽・発根・出芽を促進 農研機構2025年7月10日