肉用鶏の衛生水準の向上等に関する検討会 中間取りまとめを公表 農水省2025年3月21日
農林水産省は3月19日、カンピロバクター食中毒対策を目的として開催した肉用鶏の衛生水準の向上等に関する検討会において、対応の方向性を示した中間取りまとめを公表した。
カンピロバクター食中毒は細菌性食中毒の中で、平成15年以降、毎年、最も発生届出件数が多く、生や加熱不十分な鶏肉の喫食による食中毒が依然として発生。肉用鶏の生産段階から消費までのフードチェーン全体における食中毒低減の取組の更なる推進が課題となっている。
肉用鶏の衛生水準の向上等に関する検討会では、検討の視点として(1)技術面の課題、(2)社会の意識向上の面の課題、(3)情報発信の面の課題について議論し、以下の対応の方向性を取りまとめた。以下の課題へ応しすることで相乗効果により、カンピロバクター食中毒の低減につなげていく。
(1)技術面の課題への対応
データに基づく科学的根拠による低減対策を推進するため、
・産官学が連携した調査実施体制(協議会)の構築
・フードチェーンを通じた定量データの収集
・対策に資する管理手法の明確化及び簡便な検査手法の確立
・調査結果等の生産現場への活用
(2)社会の意識向上の面の課題への対応
フードチェーン全体の衛生に関する取組の環境醸成を推進するため、
・生産者・食品関連事業者による衛生に関する取組の社会に向けた発信(自主取組宣言の仕組の構築)
・「自主取組宣言」運動の展開による食品安全意識の社会への定着
(3)情報発信の面の課題への対応
効果的な情報提供に基づく行動変容を推進するため、
・食肉の生食での喫食頻度が高い年齢層(20代から30代)を対象とした取組
・小中学生を対象とした取組
・飲食店従業員への教育に係る取組
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