サザエさん一家の「もりのわ」話 吹き出しコンテスト 受賞作品決定 農水省2025年8月20日
林野庁が「みどりの感謝祭」の併催行事として開催する「サザエさん一家の"もりのわ"話 吹き出しコンテスト」の受賞作品が決定。表彰式は11月4日に行われる。
受賞作品
同コンテストは、令和5年度から長谷川町子美術館の協力を得て、林野庁が「みどりの感謝祭」の併催行事として開催しており令和7年で3回目。「サザエさん」の4コマ漫画の吹き出しに、森林、木、木材または「伐って、使って、植えて、育てる」森林資源の循環利用などをテーマにしたセリフを入れて応募するもので、4月10日~5月30日の募集期間に、国内各地から1087作品の応募があった。
この中から、「森林・林業・木材産業の大切さの普及啓発につながるもの」「4コマ漫画の流れに合うもの」「サザエさん一家がもつ雰囲気が感じられるもの」という観点から選考が行われ、外部有識者による選考委員会で次の優秀作品4点を決めた。
<優秀作品>
◎林野庁長官賞(2点)
受賞者:縄乃々香氏、竹林遼哉氏
◎みどりの感謝祭運営委員長賞(1点)
受賞者:三島勇一郎氏
◎長谷川町子美術館賞(1点)
受賞者:清水裕一朗氏
<優秀作品の選考理由>
◎林野庁長官賞
作品タイトル「急がなくても大丈夫」
二酸化炭素を減らすために、なるべく動かないようにしているサザエさんの行動が笑いを誘うとともに、すっ飛んで行ってまで木を植えようとする、おっちょこちょいのサザエさんらしいオチもあり、楽しい作品。
作品タイトル「森林の役割」
サザエさんがふとした疑問をきっかけに森林の働きについて調べて、様々な役割があることを知る描写が素晴らしく、まずは興味を持ち、森林について知ってもらうことが大切であることを教えてくれる有意義な作品。
◎みどりの感謝祭運営委員長賞
作品タイトル「私たちにできること」
身の回りの木材利用について、自分でもできる取組みを考えるきっかけとなる啓発作品であるとともに、サザエさんが学んだ「ウッド・チェンジ」の答えが「まな板」無料配布に飛んで行くオチにつながっており、秀逸な作品。
◎長谷川町子美術館賞(1点)
作品タイトル「バット」
木材製品をできるだけ長く使うことが、炭素を貯蔵する観点からも重要であることが表現されつつ、一方で森林資源を循環させるため新しいバットを買ってもらおうとするちゃっかりしているカツオ君の性格がうまく表現されており、親しみやすい作品。
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