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農政:真の地方創生に英知の結集をーJAの果す役割は甚大である-

第5回 地方からの主体的活動を2016年11月10日

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今村奈良臣・東京大学名誉教授

◆「地域創生」に向け、正5角形を描いて地域を点検し、再生路線を推進しよう

 以上、5ポリス構想について述べてきたが、この5つの要素のすべてに磨きをかけつつきらりと光る地域をいかにつくるか、これが私の地方創生である。そのためには先に掲げた「地方創生の5ポリス構想」の図をいまいちど見て欲しい。
 農村のどの地域でもこの5ポリスとして私が整理した要素は必ずもっていると思う。しかし、これまで必ずしも十分に光があたらず磨きがかけられず、あるいは地域の皆さんが、それぞれの地域のもっているすぐれたところに気付かずに、意識的、主体的にその新しい方向を推進して来なかったのではなかろうか。
 まずは正五角形を描き、その各頂点にこの5ポリスを置き、その頂点を10点満点として、自らの地域の現状は何点か採点してみて、どのようにすれば10点に近づけることができるか、地域の各階層、たとえば地域の住民、農民の皆さん、地域のリーダーの皆さん、特に男性だけでなく女性の皆さん、さらには市町村行政担当者や農協などの農業団体の皆さんに採点してもらうことから始めてみてはどうであろうか。それらを集計しつつ、地域創生のためには、5ポリスのどの部分の充実に力を入れなければならないか、そのためにはいかなる改革や活動をしなければならないか、さらに国や地方行政機関はどの分野で何をなすべきか、を問いかけ実行を追るか、など地域住民の皆さんの自主的、主体的活動から、新たな地方創生は始まるのである。もちろん、地域の主体的活動のみでは出来難いことは多い。そのために地方自治体つまり市町村や都道府県、さらには国は何をなすべきか、あるいは何をしないほうがよいのか、ということが明らかになるであろう。
 こうした地域からの主体的な活動のなかから真の地方創生=地域創生は可能となると私は考える。

※平成22年度「農業白書」は白書50周年記念号で関係した代表者の回想を収録してある

(シリーズ記事)

第1回「農業の6次産業化」とは何か

第2回 農民・農業が主体性をもつこと

第3回 私の地方創生論―5ポリス構想

第4回 5ポリス構想実現のために

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