農政:全国会議員に聞く「どうするのかコロナ感染爆発」
三ッ林裕巳 自由民主党 衆議院議員【緊急特集・全国会議員に聞く どうするのかコロナ感染爆発】2022年2月4日
三ッ林裕巳 衆議院議員
〇三ッ林裕巳
〇自由民主党
〇衆議院議員
〇選挙区:埼玉県第14区
〇出身地:埼玉県幸手市
【1】これまでの政府のコロナ対策についての評価
(1)これまでのワクチン接種の問題点と3回目接種など今後の課題
(2)医療体制の問題点と今後の課題、
(3)国民生活や経済活動の規制(「外出自粛」「営業自粛」「リモート作業」等)の補償
(4)検査体制の拡充についてなどについてのご意見
自由民主党国会対策副委員長として、地域医療に携わる医師として、これまで医療提供体制の強化と経済政策に奔走してきました。また、広大な農地を抱える埼玉県東部の葛西用水路土地改良区理事長として、土地改良事業を推進してまいりました。
新型コロナ対応ではオミクロン株の特性をしっかり把握することが重要です。コロナ陽性者についてはエビデンスに基づいて入院適応の基準を明確にする必要があります。政府は1月28日、無症状者の自宅療養期間ならびに濃厚接触者の隔離期間を10日間から7日間に短縮し、医療従事者などのエッセンシャルワーカーの待機解除時期も感染者との最後の接触から最短5日目に短縮しました。従来のままでは医療機関で一人でも濃厚接触者になると全ての診療が止まってしまうおそれがあったことから、今回の変更は必要な措置だと考えています。
自由民主党が昨年末取りまとめた経済対策に基づき、補正予算では米価の下落を防ぐため15万トンの特別枠が設定されました。令和4年度予算では農業分野への新たな挑戦を後押しする「新規就農者育成総合対策」を拡充し、ここでは新規就農者や農業協同組合、市町村等などへの支援策を盛り込んでいます。49歳以下で自ら経営を開始する新規就農者に対して初期投資支援と定額助成の併用で最大で825万円の支援を行うほか、研修期間中の研修生、新規雇用を行う農業法人に対しても支援を行います。
農業協同組合に対しては3つのサポート体制構築事業として、①研修農場のハウス・機械等の導入支援、②就農相談員設置支援、③新規就農者サポートを行う先輩就農者への支援として、それぞれ農業団体へ1/2の助成を実施します。
農業は国の基(もとい)。コロナ禍の大変厳しい状況ではありますが、今後も農家の生業と農地を荒廃させないよう努めてまいります。
【2】オミクロン株拡大による今後のコロナ対策で政府は何をすべきか。
感染拡大を受けて3回目のワクチン接種も可能な限り前倒しし、迅速に進めるべきです。また、交差接種が問題ないという事実の周知、感染症病床医療体制の整備、事業者支援、生活困窮者支援も必要です。政権与党の一人として全力を尽くしてまいります。
各党との調整をはかる自由民主党国会対策副委員長として、スピード感を持って国民の皆さまを支援する体制を整えるべく取り組んでまいります。
【3】コロナ禍で見えてきた「日本社会の課題」と現政権に望むこと。
まず、3回目のワクチン接種を迅速に進めることが重要です。医療従事者と重症者リスクが高い65歳以上の高齢者、計約3,100万人の方々を対象に、できる限り前倒しをして実施すべきでしょう。
また、政府は特例承認を得たメルク社の飲み薬を160万人分確保しており、これらをオミクロン株との戦いの最前線に立つ医療従事者へ速やかに供給すべきだと考えています。
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