1カ月高温続く、害虫発生に注意 農水省2013年10月21日
農水省は10月17日、平成25年度病害虫発生予報第8号を発表した。
大豆ではハスモンヨトウ、野菜・花きはアザミウマ類、果樹は果樹カメムシ類の発生が多くなると予想している。いずれの品目でも、ほ場・園内の観察をきめ細かく行い、適切な防除をするよう呼びかけている。
【大豆】
病害では、べと病が東海で「多い」。この病害は、被害株が伝染源となるので、被害株を処分する際には、ほ場の外に埋めるなどの処理が必要となる。
害虫では、吸実性カメムシ類が東海で「やや多い」、ハスモンヨトウが四国で「多い」、北関東、東海で「やや多い」、ハダニ類が東海で「多い」、近畿で「やや多い」。
【野菜・花き】
10月4日に気象庁が発表した1カ月予報では全国的に気温が高いと予想された。
気温が高いと害虫が発生しやすくなるので、施設開放時の侵入や飛び出しに気を付ける必要がある。
また、病害は施設が過湿状態だと発生が助長されるため、雨水が施設内に入らないようにするなどの注意が必要だ。
病害虫の発生が「多い」、「やや多い」と予想される品目、地域は下表の通り。
【果樹・茶】
果樹カメムシ類は山林などから飛来してくるため、例年被害が多い園地や山林の隣接地ではきめ細かい観察を行い、飛来が認められた場合には、初期から防除をする必要がある。
カンキツ類のかいよう病は、「平年並み」の予想。
そのほか、病害虫の発生が「多い」、「やや多い」と予想される品目、地域は下表の通り。
次の病害虫発生予報は11月14日に出される予定。
(関連記事)
・トビイロウンカの発生多い 病害虫発生予報(2013.09.20)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日