堅調な業績を発表 BASF2013年10月29日
BASF(本社、ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェン)は、2013年第3四半期業績を10月25日に発表した。
同期の売上高は、「為替のマイナス効果が大きかったにもかかわらず」前年同期比1.5%増の約177億ユーロとなっている。これは販売量の増加によるもので、とくに石油・ガス部門の販売量増加が増収に大きく貢献したと同社では分析している。
また、特別項目控除前営業利益(EBIT)は、2億2100万ユーロ増加し約17億ユーロ(前年同期比15%増)となっている。
農業関連部門は、為替のマイナス効果を跳ね返し、売上高が増加し、前年同期と同じく売上高が10億ユーロを超えたという。
同社の取締役会会長のDr.クルト・ボック氏は、今後の見通しについて次のように語っている。
「2013年第4四半期中に世界経済が上向くことはないと予測している。依然として厳しい市場環境が続く。景気の先行きは不透明なので、直線的な成長は予想していない。さらに為替の変動は第4四半期に入っても売上高と利益に悪影響を及ぼすだろう。しかし、今年もまた、前年を上回る水準の売上高と特別項目控除前EBITの達成をめざす」。
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