【半期決算】殺菌剤ブイゲットが伸長 日本農薬2014年5月23日
日本農薬は5月15日、平成26年9月期の上半期決算を発表した。自社開発品の普及拡販や、ノウハウ技術料の増加などがあり、前年同期に比べて増収増益となった。
売上高は、自社開発品の普及拡販、海外事業の拡大のほか、消費税増税前の駆け込み需要などがあり、前年同期に比べて25.1%増の350億6100万円だった。
利益面では、売上高の増加に加えて、ノウハウ技術料の増加があり、営業利益は同37.7%増の83億9200万円、経常利益は同41.9%増の83億4900万円、四半期純利益は同44%増の56億3500万円となった。
主力の農薬事業は、売上高が同26.2%増の325億7200万円、営業利益が同35.6%増の77億6000万円だった。国内では、水稲用殺菌剤「ブイゲット」に新たな殺虫剤との混合剤を投入し売上がのびたほか、園芸用殺虫剤「コテツ」、同「ハチハチ」などの原体販売も好調だった。海外では、アジアでは中国、インドで病害虫の発生が少なかったため売上高は伸び悩んだが、米国で殺ダニ剤「ダニトロン」の売上が伸びた。
そのほか、医薬品事業では、米国、中国で販売を開始した外用抗真菌剤「ルリコナゾール」の売上高が伸びた。
上半期決算をうけての、通期業績予想の修正はなし。
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