研究中の除草剤、FMCへ売却 クミ化、イハラ2015年2月12日
クミアイ化学工業、イハラケミカル工業は開発初期段階の畑作用除草剤のすべての知的財産権をFMC社(本社:米国フィラデルフィア州)へ譲渡した。2月2日、3社が発表した。
譲渡された新規剤は、クミアイ化学、イハラケミカルの2社の研究所が直近2年間に発見、開発していたもの。剤の成分や譲渡の内容については明らかにされていない。
マーク・ダグラスFMC農業関連責任者は、今回の譲渡について「非常に満足している。この新たな剤は、多くの農作物への適用の柔軟性や新しい化合物の可能性を持つ。FMC社とクミアイ化学、イハラケミカル両社との戦略的パートナーシップは今後も続いていく」とコメントしている。FMC社によると、この新規剤は、現在開発をすすめている6つの新規有効成分の研究のうちの1つだという。
また、今回の譲渡による売却益が発生するため、イハラケミカル工業は通期の業績見通しの当期純利益を6億円上乗せする上方修正を2月3日に発表した。
(関連記事)
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