米国の微生物農業資材会社を買収2015年3月6日
住友化学は同社の米国100%子会社であるベーラント・バイオサイエンス社(米国・イリノイ州)が、菌根菌を扱う米国の微生物農業資材事業会社であるMycorrhizal Applications社(以下MA社、米国オレゴン州)を買収すると発表した。
菌根菌は、土壌中に生息する有用微生物の一種で、植物による土中水分・養分の効率的な吸収を促し、灌水量の低減、施肥量の低減、およびそれらによるコスト低減、環境(特に水系)へのリン流出低減などを可能にする。菌根菌を含む製品は、特に環境ストレスの条件下において効力を発揮して収穫物の安定的な供給に寄与することから、今後も市場の伸びが見込まれている。
住友化学はこれまで種子、化学・生物農薬、肥料、各種農業資材など、播種から栽培、収穫に至る農業の各段階、さらにはポストハーベスト分野に必要な多様な製品や技術、サービスを開発し、提供してきている。今回、菌根菌事業に参入することで、グループの製品ポートフォリオを一層充実させ、事業の付加価値をさらに高めていく考え
だ。
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