抵抗性雑草に高い効果発揮 バイエルが初・中期一発処理除草剤発売2016年4月25日
バイエル クロップサイエンス社は、4月27日から、SU抵抗性雑草やノビエなど難防除多年生雑草などに優れた効果を発揮する初・中期一発処理除草剤の発売を開始する。
この新剤は、系統ルートでの販売は「ボデーガードプロ」、商系ルートでの販売は「カウンシルコンプリート」と異なる製品名で販売され、それぞれ、1キロ粒剤、フロアブル、ジャンボの3剤型がある。なお、フロアブルは、5月中旬に発売予定となっている。
この剤は、SU抵抗性のホタルイ、コナギ、アゼナなどに高い効果を発揮するテフリルトリオンと、ドイツ・バイエル社が新規に開発した、ノビエや難防除多年生雑草などに対し優れた効果を発揮するトリアファモンという、作用機序の異なる2つの有効成分を配合しているため、幅広い雑草に対して優れた除草効果を発揮する初・中期一発処理除草剤。
この剤は、近年問題となっているクログワイ、オモダカ、コウキヤガラに対し、移植後5日からノビエ3.5葉期(ジャンボは3葉期)までの1回の散布で、従来の一発剤と後処理剤の体系散布と同等以上の優れた効果が確認されている。また、稲に対する安全性が高く、移植水稲のみならず、鉄コーティングなどの表面播種栽培を含む直播水稲においても、安心して使用することができるのが、特徴だ。
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