【決算】大幅増収増益 農業関連事業は堅調な業績を維持 バイエル2015年8月18日
2015年第2四半期決算
ドイツ・バイエル社は7月29日、2015年第2四半期業績を発表した。それによると利益は大幅に向上し、グループ売上高は120億9000万ユーロ(前年同期比18.2%増)となった。農業関連事業の売上高は27億2300万ユーロ(同10.2%増)だった。
農業関連事業グループ(バイエルクロップサイエンス社):中南米の厳しい状況下でも利益が増加し、2015年第2四半期の売上高は27億2300万ユーロ(前年同期比10.2%増)となった。
マライン・デッカーズ社長は「農業関連事業グループは、特に中南米で厳しい市場環境が続く中、前年同期の水準を保った」と述べた。
同事業グループはアジア・太平洋地域で最も高い4.9%(為替の影響調整後)の売上増となった。北米地域では2.0%(同)、ヨーロッパ地域では0.9%(同)の売上増となったが、中南米・アフリカ・中東地域の売上高は8.8%(同)減少した。
農薬部門では、除草剤が5.6%(為替・ポートフォリオ調整後)の売上増となった。種子部門の売上高は、特に野菜とコメの好業績により、11.0%(同)増加した。これに対し、殺虫剤の売上高は17.7%(同)の大幅減となった。
シードグロース(種子処理事業)と殺菌剤もそれぞれ5.1%(同)、2.4%(同)の減収となった。一方、エンバイロサイエンス事業では、主に専門業者向け製品が好調な伸びを見せた結果、売上高は6.6%(同)増加した。
農業関連事業グループの特別項目計上前EBITDAは、前年同期を19.2%上回る7億3300万ユーロ(2014年第2四半期:6億1500万ユーロ)となった。約7000万ユーロに上る為替のプラス効果がこの増益をもたらした。
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日