新規水稲育苗箱用殺虫殺菌剤「ハコナイト粒剤」を発売 住友化学2018年3月16日
住友化学は、水稲のいもち病やウンカ類など主要な病害虫に効果を発揮する新規水稲育苗箱用殺虫殺菌剤「ハコナイト粒剤(R)」を3月16日から販売を開始した。
この「ハコナイト粒剤」は、ウンカ類や初期害虫など幅広い害虫に効果がある「ダントツ」(クロチアニジン)、ウンカ類・チョウ目害虫・イナゴ類などに効果がある「プリンス」(フィプロニル)、稲自身がもっている病害への抵抗性を誘導していもち病に安定した効果を示す「スタウト」(イソチアニル)の混合箱粒剤だ。
最近、西日本を中心に中国など海外から飛来するトビイロウンカやセジロウンカの被害が大きな問題となっている。これらのウンカは一部の薬剤に抵抗性を示しているが、「ハコナイト粒剤」は、抵抗性トビイロウンカに効果がある「プリンス」、抵抗性セジロウンカに効果がある「ダントツ」を含んでいるので、「この一剤で両ウンカを防除することが可能」だと住友化学は自信を示している。
(写真)水稲育苗箱用「ハコナイト粒剤」1㎏のパッケージ
(写真)「ハコナイト粒剤」の大型規格12㎏のパッケージ
「ハコナイト粒剤」の処理時期の登録は、播種前・播種時(覆土前)から移植当日までとなっているので、育苗期間中はいつでも使用することができる。
住友化学では、この剤の販売開始によって「これまで以上に水稲病害虫防除に貢献できる」と考えいると同時に、さらに生産者のニーズに応えられるような「製品ラインナップの充実に努めていく」としている。
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