創立90周年記念式典を開催 日本農薬2018年11月26日
日本農薬(株)は11月21日、東京プリンスホテルにおいて業界関係者ら150名余を招き、創立90周年記念式典を盛大に開催した。
日本農薬株式会社は1928年(昭和3)、日本初の農薬専業メーカーとして誕生した。以来、創薬を通じ、安全で安定的な食の確保と日本農業の近代化に貢献してきた。
友井洋介社長は、創業以来の経過に触れ、「旭電化の農業薬品部門と藤井製薬が合併し、昭和3年11月17日、わが国初の農薬専業メーカーとして「日本農薬株式会社」が誕生した。社名は日本でただひとつの農薬会社という意味を込めたものと聞いている。90年を経た現在、弊社は「農薬」を社名に掲げる唯一のメーカーとなっている」と説明した。
また創立50周年にあたる1978年、自社開発第1号となる、いもち病防除剤「フジワン」の開発に成功し、研究開発型企業としての第一歩を踏み出したこと、海外市場展開では現在、アジア・欧州・米州の3極体制を目指し、海外子会社10社を有するに至っていることなどを述べた。
(写真)挨拶する友井洋介社長
続けて、同社グループビジョン「Nichino Group-Growing Global~世界で戦える優良企業へ~」を掲げ、研究開発型企業として2028年の創立100周年、その先の未来を見据え、研鑽・努力していくことを表明した。
全農の山崎周二代表理事専務は、来賓の挨拶で、「日本農薬(株)とJAグループとは、1964年に全購連(現全農)と取引を開始して依頼の長い関係にある。農業情勢は激変しており、JAグループも改革に取り組んでいるが、農業の新たな発展に向け、ともに挑戦して頂きたい」と述べた。
(写真)祝辞を述べる山崎周二全農専務理事
※山崎周二氏の「崎」は正式には異体字です。
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