営業利益22%増-日本農薬9月期決算2018年11月15日
日本農薬は11月13日、9月期決算公表した。農薬事業の売上げは2.2%増、営業利益は22%増となった。
今期は、国内農薬販売では、新規自社開発品目の園芸用殺菌剤「パレード」をはじめとする新製品10剤の販売開始と、園芸用殺虫剤「フェニックス」など主力品の拡大を進めた。このうち「パレード」は作用性と防除効果が市場から評価され計画を上回るなど、国内販売全体の売上高は前期を上回った。
海外販売では欧州、米州で売上高が伸び、品目別では乾燥が続いた北米で果樹、種実での害虫発生が多く、主力の殺虫剤「アプロード」の販売が好調に推移した。
この結果、農薬事業の売上高は555億400万円となり前期比12億2000万円増(同2.2%増)、営業利益は33億9500万円で同6億1300万円増(同22.0%増)となった。
農薬以外の化学品事業ではシロアリ薬剤分野で(株)アグリマートとの協働販売戦略が奏功するとともに、爪白癬治療薬の外用抗真菌剤「ルリコナゾール」の販売が好調に推移した。その結果、売上高は39億4100万円で前期比1億200万円増(同2.7%増)となり、営業利益は12億5800万円(同6.9%増)となった。
全体で営業利益は41億7200万円(同19.3%増)、経常利益は36億5100万円(同1.5%増)となった。親会社株主に帰属する当期純利益は25億700万円(同45.9%増)となった。
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