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衆院選で隠しきった高市氏の軍国主義【森島 賢・正義派の農政論】2026年2月9日

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●高市首相は軍国主義の信念を隠しきった
 衆院選が終わった。結果は、自民の圧勝だった。もう少し正確に言うと、高市早苗氏の圧勝だった。
 なぜ圧勝したのか。それは、同氏が持っている右派的な政治信念を隠しきったからではないか。今後しばらくの間、日本の政治は、大きく右旋回することになるだろう。
 ここでは、野党が高市氏の隠された政治信念を暴露できなかった野党の政治信念の軽薄さと、非力さを批判したい。

●軍備拡張の実施
 高市氏は、防衛費をGDP比で2%に増額する目標を、2年前倒しして、25年度の補正予算に組み入れて達成した。
 これは、まぎれもなく軍拡政策である。同氏の政治信念に基づいて行ったものである。同氏は、軍拡論者といってもいいし、軍国主義者といってもいいだろう。

●台湾問題
 高市氏は、就任した18日目の国会で、台湾問題で自衛隊が出動することがありうる、という主旨の発言をした。これは、同氏が隠しきれずに、軍国主義の政治信念を露呈したものだろう。
 本来、高市氏は、隠しきれないという、持って生まれた愛すべき性格のようだ。だが、そうとばかり言ってはいられない。国民の命運がかかっている。
 その後、中国との関係が、戦後最悪というほどの険悪さになった。

●再び台湾問題
 また、高市氏は、衆院選の公示前日の1月26日夜には、テレビ朝日をはじめ、ほとんど全ての報道機関が報道したように、「共同で行動をとっている米軍が攻撃を受けたとき、日本が何にもせずに逃げ帰ると、日米同盟は潰れる。」と発言した。
 これも、同氏が待ちきれずに、軍国主義者としての政治信念を露呈したものだろう。米国との軍事同盟の強化を表明したものだろう。
 ここで、特に指摘したいことは、この発言に対する野党の反応が、ほとんど無かったことである。

●軍国主義の圧勝ではない
 このようにして、高市氏は政治信念としての軍国主義を露呈してしまった。だが、選挙期間中は、隠しきった。
 だから、国民は軍国主義者としての同氏に、今後も政治を託したのではない。自民に託したのでもない、
 自民は、全体としては、決して軍国主義者の集まりではない。つまり、今度の自民の圧勝は、軍国主義の圧勝ではない。
 一方、野党は大敗したが、決して平和主義が軍国主義に敗れたわけではない。野党のオウンゴールなのだ。

●予想される軍備拡張の継続
 今後、何が起こるか。
 いま、世界規模で軍国主義、つまり軍事力という暴力が支配している。そうした中で、今後、トランプ大統領は、ドンロウ主義に基づいて、高市氏に対して、日本の防衛費をGDP比5%に引き上げることを要求するだろう。同氏は、唯々諾々と受け入れるだろう。高市首相の信念にも合致するからである。しかも、選挙が終わったから、隠す必要はない。

●予想される軍事産業の振興
 また、高市氏の政策の基本には、新しい経済というものがある。その17の戦略分野の2番目に造船がある。造船業を振興し、軍艦を作るというものである。輸出も視野に入れているようだ。まさに軍事産業の振興である。軍国主義の一端である。
 そうした中で、高市首相にとって重要な支持基盤である財界から、懸念の声が上がっている。それは、日中関係の険悪化である。専門家(大和総研)の試算によれば、これによって日本の実質GDPを1.3〜3.2%の下押しするリスクがあるという。

●憲法問題
 もう1つの問題は、憲法である。
 いまの憲法は、80年前に全国民が誓った軍国主義への決別であり、平和主義国家の建設を誓ったものである。そして、今も誓っている。
 このことを、政治家は決して疎かにしてはならない。
 だが、高市氏はこの誓を破り、平和憲法を改悪して、軍国主義への道を進もうとしている。

●軍国主義を阻止しよう
 自民は、その多くが高市氏の軍国主義を是認しているわけではない。
 自民の今後の課題は、衆院選の結果が国民の軍国主義化を示したものではないことを認識することではないか。そうなら、党内の平和主義者は、その政治信念に基づいて、同氏の軍国主義政策の実行を阻むべきである。高市氏が、もしも抵抗するなら、分党を覚悟して、羽交い絞めをしてでも阻むべきである。
 野党は、それを側面から助勢することである。
 軍国主義の犠牲になるのは若者である。若者にその覚悟があるか。あったとして、それは決して賞賛すべきものではない。狂気の沙汰として、唾棄すべきものである。そうではなくて、悔いを千載に残さぬよう、真っ先に立って、 高市氏の軍国主義政治を阻止する覚悟を固めるべきではないか。

●あと2つの問題・・・国家観と人権観
 さて、ここまで高市氏の戦争観について述べたが、ここで紙幅が尽きた。最後に、同氏の政治哲学、その基礎にある社会観を概観しよう。
 そのうちで、注目すべきものは国家観と人権観である。この2つの点についても、同氏は極めて特異な社会観を持っている。極めて右翼的である。
 今度の衆院選での高市氏の圧勝は、同氏の特異な国家観と人権観に、国民の大多数が賛意を表した、ということではない。同氏が隠しきったからである。この点だけ指摘しておこう。
 今後、自民を含めて、各政党間の国会で、これらを論点にした真摯な論争に期待したい。特に、軍国主義に対する平和主義からの批判に注目したい。

(2026.02.09)

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