グループ売上高4.1%増 ドイツ・バイエル社2019年5月10日
医薬農薬大手のドイツ・バイエル社は4月25日、2019年第 1四半期の決算を発表した。
バイエルグループの売上高は前年同期比4.1%増(為替・ポートフォリオ調整後)の130億1500万ユーロと新年度を好調な業績でスタートした。
同社のヴェルナー・バウマン社長は、「この成功の主な要因は当社の農業関連事業であり、一方で医療用医薬品部門も力強い業績を上げた」と述べている。
主な部門別の売上高をみると、医療用医薬品部門は、経口抗凝固剤「イグザレルト(R)」および眼科用VEGF阻害剤 「アイリーア(R)」の力強い推移と、中国で大幅に成長したことにより、5.3%増(為替・ポートフォリオ調整後)の43億5400万ユーロに増加。
アスピリンや鼻炎スプレーなどコンシューマーヘルス部門(セルフヘア製品)の売上高は、1.4%減(為替・ポートフォリオ調整後)の 13億 9500万ユーロに減少した。
為替およびポートフォリオ調整後ベースでは、アジア・太平洋地域および中南米地域において事業は拡大したが、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域および北米地域では減少した。
◆農業関連事業は買収により利益が 2倍超に
農業関連事業(クロップサイエンス部門)は、125.2%増となる64億4400万ユーロの売上高を生み出した。為替およびポートフォリオの変更調整後で5.5%の増加は、中南米地域および北米地域の成長により牽引されたもので、両地域ではBASF社とのサービス契約の効果も明らかだった。
売上高は、モンサント買収とそれに関連する事業売却が2017年1月1日付ですでに行われていたと仮定して売上高を提示した試算ベースでは、為替の影響調整後で前年と同レベル(▲0.2%)だった。
除草剤および殺虫剤の売上高は、為替の調整後ベースで増加。その他は、米国およびブラジルにおける綿実の市場シェア拡大に牽引され、特に力強い成長を見せた。
トウモロコシ種子および形質は前年と同レベル。大豆種子および形質は、中南米地域における前四半期への需要のシフトと、北米地域における作付面積の減少と競争圧力の激化によって業績が押し下げられ、最も急激な減少を記録した。
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