売上高5.5%減 アグロカネショウ2019年12月期決算短信2020年2月13日
アグロカネショウは、2019年12月期決算短信(連結)を発表した。
相次ぐ自然災害が招いた防除機会の減少とそれによる流通在庫の増加などにより、土壌消毒剤の売上が大きく減少し、売上高全体は前連結会計年度を下回った。売上高は145億6900万円で、前連結会計年度比8億4100万円(5.5%)の減少。営業利益は12億3000万円で、前連結会計年度比9億2600万円(42.9%)の減少。経常利益は13億2800万円で前連結会計年度比8億3300万円(38.5%)の減少。親会社株主に帰属する当期純利益は9億6600万円で、前連結会計年度比3億3400万円(25.7%)の減少となった。
製品の種類別の営業概況は、害虫防除剤が国内では、「アルバリン顆粒水溶剤」、「アルバリン粒剤」、「ベネビアOD」が前連結会計年度を下回ったが、新規剤「ダーズバンDF」、「ダーズバン乳剤」が売り上げに貢献し、「ペイオフME乳剤」が前連結会計年度を大きく上回った。海外では、「カネマイトフロアブル」が北米・欧州を中心に前連結会計年度の売上実績に迫り、害虫防除剤全体で前連結会計年度を上回った。この結果、売上高は32億6900万円で前連結会計年度比8100万円で2.6%増加となった。
病害防除剤では、「キノンドー顆粒水和剤」「兼商クプロシールド」が前連結会計年度を上回ったが、「ストライド顆粒水和剤」「フルーツセイバー」が同会計年度を下回り、病害防除剤全体で前連結会計年度を下回った。この結果、売上高は8億9800万円で前連結会計年度比2000万円の減少(2.3%)となった。
土壌消毒剤は国内では、「バスアミド微粒剤」「D-D」「ネマキック粒剤」が前連結会計年度を下回った。海外では「ネマキック粒剤」は主に中東向けで売上に貢献したが、「バスアミド微粒剤」、「D-D」が前連結会計年度を下回り、土壌消毒剤全体で前連結会計年度を下回った。この結果、売上高は77億5600万円で前連結会計年度比9億5000万円(10.9%)の減少となった。
除草剤は、「カソロン剤」「モゲトン粒剤」「アークエース1キロ粒剤」が前連結会計年度を上回り、除草剤全体で前連結会計年度を上回った。この結果、売上高は15億7600万円で前連結会計年度比5300万円で、前連結会計年度比3.5%増)となった。
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