【年頭あいさつ 2024】藤本博明 住友化学株式会社 常務執行役員アグロ事業部担当2024年1月2日
新年あけましておめでとうございます。
2024年もJAcom農業協同組合新聞をよろしくお願い申し上げます。
JAcomでは、元日から3日まで、農林水産大臣をはじめJAグループ全国連、農業関連団体のトップなどによる年頭のあいさつを掲載しています。
藤本博明
住友化学株式会社
常務執行役員
アグロ事業部担当
新年明けましておめでとうございます。年頭にあたり謹んでご挨拶申し上げます。
日本の農業は、生産者人口の減少や高齢化、気候変動リスクなどといった課題に引き続き直面しており、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエル・ガザ戦争などの世界情勢等による資材費の高騰が懸念されております。また、「みどりの食料システム戦略」に代表される、環境インパクトに配慮した新しい農業政策の推進により、日本の農業は大きな変革期を迎えています。
こうした中で、業界をあげて日本の農業を持続的に発展させていくため、住友化学は、新しい作用性を持つ新規剤の開発・普及を引き続き推進していきます。また、今後の農業現場の変化に対応するため「リジェネラティブ(再生可能型)農業への貢献を目的とした技術開発、バイオラショナル製品の新規開発と普及」、「スマート農業に対応した製品の開発・拡充」について引き続き重点的に取り組んでまいります。
昨年、住友化学は、園芸殺菌剤分野にて、甜菜の褐斑病に対する新規農薬として新規殺菌成分「メチルテトラプロール」を含有する「ムケツDX」を発売しました。また、天然物由来の有効成分によるソリューション「バイオラショナル」分野では、ぶどうの着色促進効果があるアブシシン酸製剤「アブサップ液剤」も販売を開始し、引き続き普及拡大に努めてまいります。
水稲除草剤分野では、新規混合剤の開発とともに、省力化への要望に応え、ドローン散布に適し自己拡散性を持つ新製剤「FG剤」のシリーズ拡充も進めていきます。
また、幅広い殺虫スペクトラムを持ち、既存剤に抵抗性を持つ害虫にも効く新規殺虫成分「オキサゾスルフィル」を有効成分とした水稲育苗箱処理剤「アレス」シリーズ4製品の販売をしております。日本の米作りにこれまで以上に貢献できる新剤として、これら「アレス」シリーズの普及拡大に努めてまいります。
デジタルマーケティングの分野では、昨年9月に弊社の農薬・肥料に関する総合情報サイト「i-農力」を全面リニューアル致しました。同時にLINE公式アカウントを開設し、生産者様毎にタイムリーなお役立ち情報の発信を開始しました。今後も、「i-農力」、YouTube公式チャンネル、Facebook公式アカウントも含め、様々なデジタルツールを通じて、生産者の皆さまとのコミュニケーションを強化してまいります。
本年も、住友化学グループは、リジェネラティブ(再生可能型)農業に貢献するため、環境負荷を低減する革新的な化学農薬と、天然物成分を用いるバイオラショナル・ボタニカルの研究開発に注力してまいります。そして、引き続き、新たなソリューションを農業生産者の皆さまに提供することで、安全・安心な食料の安定供給に貢献してまいります。
最後になりましたが、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
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