「加工食品に不安」8割 日本公庫が意識調査2014年9月25日
消費者の8割は、加工食品に対して「不安がある」。日本公庫が7月に行った26年度上半期消費者動向調査の結果として公表した。
加工食品に対するイメージを聞いたところ、「不安がない」と答えた人は21.3%のみで、「多少不安」69.6%、「かなり不安」9.2%という結果になった。
何に対して不安を感じているのか(複数回答可)については55.3%と半数以上が「食品添加物」と回答。次いで、「遺伝子組み換え」37.2%、「原産地・原産国」35.8%が高かった。「放射性物質」は16.8%だった。
加工品の種類別に、食品表示のどこをよく確認するかを聞いたところ、食肉、水産、冷凍食品では「原料・原産地」、乳製品、パン類では「賞味・消費期限」、菓子、飲料、弁当・惣菜では「カロリー」がそれぞれトップだった一方、それ以外の食品添加物、事業社名、内容量などの項目はほとんど確認していないとの結果になった。
公庫ではこの結果をうけて、「食の安全に対する関心の高さが浮き彫りになった」として、食品添加物や生産者情報を提供することがその不安解消の一助になるだろう、と分析している。

(関連記事)
・「割高でも国産」6割超 公庫が食の志向調査(2014.09.18)
・海外輸出を支援契約商社を拡大 日本公庫(2014.07.08)
・精肉の国産志向が顕著に JC総研調査(2014.04.09)
・【シリーズ】いま!食のマーケットは
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