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ハチミツ前年比123.1%の売上見込 加工食品市場 富士経済が調査2016年2月24日

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 (株)富士経済は2月22日、2015年の農産・畜産・水産加工品、乳油製品73品目の加工食品市場の状況をまとめた。

 農産加工品は26品目、畜産加工品は12品目、水産加工品は20品目、乳油製品は15品目の計73品目の加工食品市場をまとめた。また注目市場として、ハチミツ、納豆、ナチュラルチーズ、チキン加工品、ちくわを挙げている。
【農産加工品】
 26品目の2015年の売上げ見込みは1兆2760億円で前年比99.8%。
 家庭での調理機会の減少などにより実績が低迷する品目が多い中、納豆などは健康性の高さがTV番組で紹介され注目を集めたことにより2015年は伸長が見込まれる。またサラダ類は市販用、加工用共に簡便性などが支持され好調だったが、2014年に伸びが鈍化。2015年は商品バリエーションの多様化などにより前年を超える伸長が見込まれる。
◎注目市場
<ハチミツ(市販用)2015年売上げ見込は213億円、前年比123.1%>
 「ハチミツ類の表示に関する公正競争規約」で定める4分類(純正ハチミツ、精製ハチミツ、加糖ハチミツ、巣ハチミツおよび巣ハチミツいり)の市販用ハチミツを対象とし、ハチミツ加工品は対象外としている。
 2015年は主要原料である中国産の採蜜状況が芳しくないことから原料価格の高騰続いており、値上げを実施するメーカーが多くみられたが、昨年からTV番組などでヨーグルトやグラノーラと合わせて食べることにより美肌やダイエット効果があると紹介されたことで新規需要を獲得。市場は近年まれに見る高い伸びが見込まれる。
<納豆 2015年売り上げ見込み1188億円、前年比102.0%>
 健康性の高さが紹介されたことを追い風に主力商品の配荷を広げて売り上げを伸ばすメーカーが多くみられ続伸が見込まれる。
【畜産加工品】
 12品目の2015年売り上げ見込みは9193億円で、前年比99.8%。
 多くの品目で原料価格の高騰による値上げが実施されているものの、市場への影響は軽微で、全体的には内食需要の高まりで堅調となっている。しかし、2015年10月にWHO付属機関によるハム・ソーセージの発がん性リスクに関する発表があり、特にソーセージ類の需要に影響がでており、今後どの程度までそれが長引くか懸念される。
◎注目市場
<チキン加工品 2015年売上げ見込み1783億円、前年比101.4%>
 冷凍、チルドのからあげ、チキンナゲットなど鶏肉を使った加工食品を対象としている。
 昨年は日本国内に卸す中国食品メーカーの消費期限切れ問題がチキンナゲットのイメージを悪くし、販売に悪影響を与え前年割れとなった。
 今年はその影響も薄れてチキンナゲットの販売が回復に向かっている他、CVSを中心にサラダチキンが人気で市場を底上げしており、プラスに転ずると見込まれる。
【水産加工品】
 20品目の2015年売上げ見込みは8833億円で前年比99.8%。
 食の多様化などの影響から縮小している品目が多く、水産練製品は原料事情の悪化や物流の効率化などのため上位メーカー間の業務提携が相次ぎ、今後も集約が予想される。しかし風味かまぼこでは新規性の高い商品がSNSなどで話題になるなど、価格以外の価値提案が目立っている。
◎注目市場
<ちくわ 2015年売上げ見込み643億円、前年比100.5%>
 価格競争は続いているが、高付加価値商品の好調が続き、上位メーカーが伸ばしていることから、市場はわずかながらも前年を上回るとみられる。
【乳油製品】
 15品目の2015年売上げ見込みは6560億円で前年比102.0%。
 前半にバターで供給制限があったものの、後半は生乳不足が解消。各社が供給量を取り戻している。業務用ルートでは乳脂肪分の高いマーガリンにシフトするケースも見られるが、製パンなど大口顧客はバター回帰がスムーズだった。
 チーズはおつまみ重要の獲得のため、プロセス・ナチュラルチーズともに市販用商品が強化されており、例年以上に伸長するメーカーが増加している。
◎注目市場
<ナチュラルチーズ 2015年売上げ見込み1503億円、前年比102.5%>
 加熱処理されていないハード・セミハードチーズ、クリームチーズ、カマンベールチーズなどを対象としている。
 市販用のシュレッドタイプのチーズの需要が、チーズフードカテゴリーの「スティリーノ」(マリンフーズ)にシフトしており、数量ベースでは前年割れが見込まれる。一方、前年から好調なカマンベールチーズは、アルツハイマー予防効果がTV番組で紹介されたことで二桁増。クリームチーズは下げ止まり感があることから、市場は前年と同程度の伸びが見込まれる。

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