熊本豪雨の被害者へ支援物資を贈呈 パルシステムグループ2020年7月30日
パルシステムグループは7月16日、豪雨被害が深刻な熊本県で活動する支援団体へ、高圧洗浄機などの清掃機器や簡易トイレなどの物資を贈った。
物資を受け取ったくまもと友救の会の松岡さん(左から2人目)、
パルシステム連合会の松野副理事長(右から3人目)、よか隊ネット熊本の土黒さん(右から2人目)
復旧、復興へ向けた緊急の支援として同グループは、熊本地震被害からの復興活動でも連携したよか隊ネット熊本を通じ、洗浄機器一式と簡易トイレ、トイレクリーナーなどを贈った。また、清掃用機器は、高圧洗浄機2機のほか、発電機、貯水用タンク、排水ホースなどで、人吉市で活動する「くまもと友救の会」へ贈呈した。
物資を受け取った松岡亮太さんは「全壊や半壊によって解体せざるを得ない家屋からは、多くの金属ごみが発生する。そのまま処理場へ送ることもできるが、スクラップとして販売することで少しでも経済的に還元することができる」と話した。
同会へは清掃用機器のほか、泥や廃棄物をまとめる大容量の袋(フレコンバッグ)や、トラック固定用ロープ、送風機付き作業着なども提供した。
また、簡易トイレとトイレクリーナーは、よか隊ネット熊本が宇土市に設置した物資拠点へ提供。今後、市内のボランティアによって仕分けられ、被災者に提供される。
物資を受け取ったよか隊ネット熊本の土黒功司代表は「新型コロナでボランティアは、住民のトイレ使用を控えており、簡易トイレは必需品になっている。クリーナーは避難所などで活用する予定」と話した。
各団体へ物資を手渡したパルシステム連合会の松野玲子副理事長は「地域のみなさんが協力しあい、草の根、網の目の支援に取り組んでいることが分かった。贈呈した物資が、活動の助けになってくれればうれしい」と述べた。
パルシステムグループは今後、組合員へ募金を呼びかけ、支援活動団体や被害にあった産直産地・メーカーへの支援金、被災者が直接受け取れる義援金などに活用する予定。
復旧活動のようす
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日