郷土の偉人しのび 深谷市内の全公立小中学校で「渋沢栄一給食」実施2020年11月13日
埼玉県深谷市は、同市出身の渋沢栄一の命日にあたる11月11日、「渋沢栄一給食」と題した給食を市内の全公立小・中学校29校で実施した。学校栄養士が考案した献立で、サラダのブロッコリーはJAふかやのふかや園芸協会から提供された深谷産を使われた。
渋沢栄一給食
郷土の偉人である渋沢栄一を偲び、郷土愛の醸成や食に関する関心を高めることを目的に行われた「渋沢栄一給食」。当日の献立は、栄一翁も好んで食べたという郷土料理「煮ぼうとう」などを約1万1000人の児童生徒が味わった。
同給食を食べた児童からは、「渋沢栄一さんが好んだ煮ぼうとうは、麺が太くて味がしっかり染み込んで美味しかった」、「手作りコーヒーゼリーは、甘くてとても美味しい」と喜ぶ声が聞かれた。
また、コロナ禍で校内放送を使ってあいさつした小島進市長は「美味しい給食を食べて、一生懸命勉強して、一生懸命運動して、元気な子どもでいてほしい。そして、渋沢栄一さんのことを全国のみんなに教えてあげて」と児童に伝えた。
◎渋沢栄一給食の献立
・黒パン
・牛乳
・煮ぼうとう(栄一翁も好んで食した郷土料理)
・手作りコーヒーゼリー(パリ訪問の船の中で出会ったコーヒー)
・ステンドグラスキッシュ風(都内の飛鳥山公園にある「青淵文庫」のステンドグラスをイメージして、好物のいも、市の特産品ホウレン草を使用)
・深谷市のイメージキャラクター、ふっかちゃんブロッコリーのごまサラダ(地場産ブロッコリーを使用)
「渋沢栄一給食」を食べる児童(深谷市立深谷小学校で)
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