高くても食べたい冬野菜は白菜「気候変動による野菜高騰」意識調査2020年12月1日
野菜宅配サービス「ゴヒイキ」を展開する(株)Heart Fullは、20~60代の男女500人を対象に多くの人の生活に影響を与える「気候変動による野菜高騰」に関する意識調査を行った。
野菜を買うときに一番重要視すること
消費者にとって何円から「野菜が高い」と感じられるのか、その実態を知るため、代表的な冬野菜を対象とした「気候変動による野菜高騰」に関する意識を調査。野菜を買う際に重要視していることについて1位は「新鮮さ(34.4%)」、2位が「値段(33.2%)」だった。味や安全性を左右する「新鮮さ」は野菜を購入する上で大切な要因。また、小まめに買う必要があることに加え、昨今は気候変動による野菜高騰が起こることも少なくないため、野菜の「値段」への関心も高くなっていると考えられる。3位は「献立で必要かどうか(10.0%)」、4位には「安全性(9.8%)」が続いた。
年代別では、「おいしさ」を選択した割合は、20代は14.2%、30代は5.8%、40代は2.5%、50代は7.5%、60代は2.5%と、他の年代に比べて20代が「おいしさ」を特に重視する傾向にあった。
それぞれの野菜について「高い」と思う金額
白菜が高いと感じる価格は189.96円
白菜やほうれん草など冬野菜8種を対象に、「高い」と感じる金額を聞いたところ、それぞれの平均値は白菜(1/4)が189.96円、ほうれん草は(1袋)189.09円、ネギ(1本)138.02円、大根(1本)195.20円、人参(1本)102.25円、水菜(1袋)155.07円、エノキ(1パック)146.02円、しいたけ(1パック)199.75円という結果だった。年代別に結果を見ると、「高い」と感じる金額が年代が上なほど下がっていく傾向が見られた。例えばネギの場合、20代が高いと感じる金額は168.2円、30代は148.0円、40代が142.3円、50代は122.9円、60代は108.7円と回答。20代と60代では59.5円の差があった。
さらに、野菜を購入する頻度を調査したところ60代に比べて20代の方が買い物に行く頻度が高く、世代によって野菜の価格のイメージが違うことが考えられる。
また、値段が高くても食べたい冬野菜の1位は白菜(41.4%)。鍋料理だけでなく、漬物やサラダなど幅広く活用できる白菜は冬野菜の定番。2位はネギ(27.9%)、3位は僅差で大根だった。
高くても食べたい冬野菜
重要な記事
最新の記事
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日