「種」めぐる問題の本質に迫る映画製作へ クラウドファンディング実施2021年1月27日
長岡活動寫眞(徳島県名西郡神山町)と環境活動家・岡本よりたか氏は、ドキュメンタリー映画「それでも、種を採る人」(仮題)を製作するため、クラウドファンディングを開始。2月22日まで支援を募集している。目標金額は400万円で、最終的には600万円をめざし、集まった資金は映画製作と映画上映費用に充てられる。
今国会での可決が有力とされる種苗法改正の問題。多くの大規模農家や団体が賛成する中、「個人が種取りをすると逮捕される」と受け止め、警鐘を鳴らす人々もいる。種はすべての動植物の根源的存在であり、命の神秘を知るための手がかりでもあるが、普段の生活で種について意識することはほとんどない。
映画「それでも、種を採る人」(仮題)では、「伝統的な種と新しく作られた種がどう違うのか」「種はどのように発芽し農作物をつけるのか」「なぜいま種が紛糾の火種となってしまっているのか」という疑問を生活者目線で理解できるよう、種自体と種に魅せられた人々の姿を描く。
ドキュメンタリー映画「産土」など「日本の現在」を追いかける映像作家・長岡参氏が、環境活動家で、シードバンク「たねのがっこう」を主宰する岡本氏を中心とする「種」に魅せられた人々の活動を追い、議論が紛糾する種苗法を各種の関係者や専門家に取材。種問題の本質と、知られざる種の神秘を記録する。完成後は全国各地で上映を予定している。主なリターンは以下の通り。詳細はクラウドファンディングサイトを参照。
<主なリターン内容>
・5万円 映画上映権(1回)
・3万円 プレミアム上映会
・1万円 映画本編DVD/BD+本編未収録映像DVD/BD+産土DVD
・1000円 コレクター限定記事+監督&岡本氏お礼メール
環境活動家の岡本氏(写真左)と写真家の長岡氏
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