南さつま市大浦町でタダでもらった古民家を「ブックカフェ」に CF開始2021年3月9日
鹿児島県南さつま市大浦町で、農業や食品加工業に夫婦で取り組む「南薩の田舎暮らし」は、過疎が進む同町でクラウドファンディングのCAMPFIREでプロジェクト「~田舎に文化の拠点を~空き家を改装して古民家ブックカフェをつくりたい!」を始めた。
同プロジェクトは、「南薩の田舎暮らし」が取り組んできた農業や食品加工業、出張カフェなどの経験を活かし、空き家を改修することで、町に文化の拠点となる「古民家ブックカフェ」をオープンさせるもの。同町ではマンガ雑誌「ジャンプ」も買えなくなってしまったという。
プロジェクトを始めるきっかけは、近所の空き家を全くの他人であるにもかかわらずタダでもらったこと。農地を借りようとしたところ「親類縁者が誰も大浦にいないから、畑も家も全部もらってくれ」と言われ、生まれ育った人でも「いらない」という田舎の空き家の現実を知った。
「南薩の田舎暮らし」は、農業や食品加工業のかたわら、様々な機会で「出張カフェ」を行ってきた。2017年からは月一回、鹿児島市の古書店「つばめ文庫」とのコラボイベント「石蔵ブックカフェ」を隣町の加世田で開催し好評を得ている。
今回のプロジェクトは、大浦町からどんどん若い人が減っている中、今いる人たちでなんとか活気を生みださなければ、20年後は集落が消滅しかねないという危惧からスタート。そこに住む人が楽しみ、集まる場を作るため、タダでもらった空き家を改修し、大浦町の文化の拠点となる「古民家ブックカフェ」のオープンをめざしている。クラウドファンディングは目標金額200万円で4月6日まで支援を募集中。
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