岐阜県美濃加茂市・川辺町でアグリソーラーを導入 翔栄クリエイト2021年4月21日
(株)翔栄クリエイトは、農地に太陽光システムを設置することで営農と売電事業が可能になる「アグリソーラー」を岐阜県美濃加茂市と川辺町に導入。3月に太陽光設備工事に着工した。
同社は、再生可能エネルギーの開発・設計・施工により、地球温暖化防止につながる「環境を守る」事業の取り組みの一つとしてアグリソーラーを展開。アグリソーラーは、農地の上にソーラーパネルを使った太陽光システムを導入することで、営農しながら売電事業による収入を得ることができる。新しい土地活用法として注目されているが、導入にいたるまでに、自治体や農業委員会の理解や認可を得るための手続きが煩雑なことに加え、適切な農業と収穫量の報告、3年ごとの更新など、維持にかける工数が多い。また、一般事業者は農業経験がないため、認可がおりないことも少なくない。
今回着工・設置許可を得た美濃加茂市でも、アグリソーラーは初の認可で、住民が理解、納得できる説明や、導入にあたり行政協議で困難があったが、同社はアグリソーラーの設備工事だけでなく、事前の地域住民や市議会をはじめ行政への説明、許認可の取得等の開発行為を、丁寧にすすめ、地域全体が統一した見解と受け入れの風土を持った上で導入に至った。来春以降の完工後は、ソーラーパネルにより下にできる日陰を利用し、原木しいたけを栽培し、地域の特産品として売り出す予定。
今後は、林業の町、愛媛県鬼北町で、50年後にきれいな山林を残すため、計画的な伐採を行い、これを燃料として発電事業を行う予定。他にも、公共施設内プールの温水化にも活用できないかという相談もあり、同社が開発するバイオマス発電所により鬼北町の地域ぐるみでの取り組みへの貢献をめざす。
同社は、地球温暖化を防止するための施策として再生可能エネルギー設備の設置を積極的に手掛ける必要があると確信している。クリーンエネルギー事業を通して、政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会」の実現と「2030年問題」に貢献していく。
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