陸前高田で日本最大級の有機農業テーマパーク開業 ワタミオーガニックランド2021年5月6日
ワタミオーガニックランド(岩手県陸前高田市)は4月29日、岩手県陸前高田市に有機農業テーマパーク「陸前高田ワタミオーガニックランド」をオープン。ワタミグループが推進する再生可能エネルギーを利用した循環型6次産業モデルを具現化する施設と位置付け、東日本大震災発生から10年後に当たる今年開業した。今後20年間かけて段階的に施設を拡充し、被災地復興と地方創生をめざす。
4月29日に開業した「陸前高田ワタミオーガニックランド」のモデルエリア
「陸前高田ワタミオーガニックランド」は有機・循環型社会をテーマにしたオーガニックテーマパークで、陸前高田市と連携して建設を進めている。東京ドーム5個分に相当する約23ヘクタールの敷地には、農場、牧場、野外音楽堂、発電施設など、段階的にさまざまな施設を増やし、長期的に施設を拡充。生産したオーガニックの農作物をで加工品を作り、販売までを手掛けることで、同グループが推進する6次産業モデルを具現化する。
4月29日に開業したのは、3.3ヘクタールの規模で、「モデルエリア」と呼ばれる区画で、インフォメーション棟、ハウス・BBQ棟、ぶどう畑で構成。ハウス・BBQ棟では農業体験や岩手県産食材を使用したバーベキューなどが楽しめる。
今後は、2022年3月に「ハウスエリア」がオープン予定で、最新の植物工場の導入する計画している。また、同年5月にオープン予定の「音楽堂エリア」には、新国立競技場などを設計した隈研吾氏が設計した日本最大級の自然共生型野外音楽堂の開業を予定。2023年度以降には「圃場エリア」の着工を見込んでいる。
同グループは、SDGsの目標達成に向けて取り組む事業として「陸前高田ワタミオーガニックランド」を開業。運営においては、陸前高田市をはじめとするステークホルダーと協力しながら「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」の実現をめざす。
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