農業アナリティクスの市場規模 2025年に14億米ドル到達を予想2021年5月17日
(株)グローバルインフォメーションは5月13日、市場調査レポート「農業アナリティクスの世界市場 (~2025年):用途 (農場アナリティクス・家畜アナリティクス・水産養殖アナリティクス)・コンポーネント (ソリューション・サービス)・農場規模・展開モード・地域別」 (MarketsandMarkets) を発売した。
同レポートは、農業アナリティクスの市場規模は、2020年の8億米ドルから年平均成長率(CAGR)12.2%で成長し、2025年には14億米ドルに達すると予想。デジタル化やリスク評価の傾向が強まり、都市農業の可能性が高まることも、市場成長の要因となる。一方、正確なフィールドデータを収集するための高コストが、市場成長を制限する要因となっている。
新型コロナウイルスが農業アナリティクス市場に与える影響
新型コロナウイルスの影響で、農業および関連産業は、封鎖、貿易障壁、商品の輸出入の減少など、深刻な影響を受け、多くの国が農業・食品のサプライチェーンの混乱に直面。FAOが発表した報告書によると、アフリカは最も被害を受けやすい国の一つで、国内需要を満たすため、食料の輸入に依存している。輸入品には、穀類、豆類、果物、野菜と肉類も含まれる。食料供給の途絶がアウトブレイクを深刻化させており、この問題が長期化すれば、中長期的に食料供給が減少する可能性がある。
牽引要因:アナリティクスが導く都市農業の可能性
都市農業は、コミュニティの広場や屋上庭園で人々が食料を栽培するという意味で、世界各国で人気のあるトレンドとなっている。都市農業には、単に地域社会に食料を提供するだけでなく、多くの利点がある。大雨による土砂の流出を抑え、大気の質を向上させる点で、環境にも良い影響を与える。また、農業区画を維持するために必要な作業は、社会的コミュニティの結びつきの強化にも役立つ。
抑制要因:正確なフィールドデータを収集するための高コスト
農業におけるAI採用の抑制要因は、正確なフィールドデータの収集にかかる高コスト。AI技術は、高額な初期投資、効率的な農具、熟練した知識を持つ農家や生産者などを必要とする。農家や生産者は、人工衛星やGPS機器から可変率適用技術の入力データを収集するため、GPS、ドローン、GISに莫大な投資が必要。AIを利用した農業は、地理空間データの取得や、データ管理のためのトレーニングが必要となるため、コストがかかる。ナビゲーションやマッピング用途のドローンやドライバーレストラクターなどのGPS技術対応機器は、高い初期投資が必要となる。
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