コープさっぽろの宅配システム「トドック」の認証基盤導入を支援 Auth02021年5月20日
認証ソリューションを提供するAuth0（株）は5月19日、生活協同組合コープさっぽろが、Auth0（オースゼロ）を導入したことを発表。コープさっぽろが提供する宅配システム「トドック」で、認証管理やサービスへのログインの利便性が向上する。
「トドック」は、これまで紙による注文だったが、2019年9月からアプリ版を、そして2020年12月にWEB版をリリース。組合員がPCやスマートフォンから手軽に注文できるようになったが、その認証基盤は10年以上前のリリース当時の自社構築システムで、システムの老朽化やセキュリティ面などの改善が求められていた。また、ログインパスワードを忘れてしまうユーザーが多く、IDとパスワードを覚えていなくても簡単で安全にログインできる方法を導入するため、コープさっぽろは認証基盤のリプレースを検討していた。
Auth0はあらゆるアプリ、APIに柔軟に対応する拡張性を持つ認証管理を提供。「トドック」は組合員向けのサービスで、コープさっぽろに加入しないと利用できないサービスで、実際の運用時には、エンドユーザーがコープさっぽろの組合員なのかどうか、宅配のサービスを申し込んでいるのかなど、さまざまな条件をシステムで判断・認可する必要がある。そこで認証の部分はAuth0、認可は自前のバックエンド処理側に持たせた体制で、柔軟な認証・認可管理を実現した。
今回の導入について、コープさっぽろシステム部デジタルマーケティングチームの高田純子氏は「将来的にはコープさっぽろの全事業を、1つのアカウントで共通して利用できるようにしたい。まず申し込みがしやすくなり、自分が何のサービスを利用しているか判る、そうなることで生活インフラ全てを助けられると思う」と話している。
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