持続可能な循環型社会へ 会津電力と地域間連携協定を締結 生活クラブ神奈川2021年5月21日
今年で創立50周年の節目を迎える生活クラブ神奈川は、記念事業の一環として、「生活クラブでんき」生産者の会津電力グループと「持続可能な循環型社会にむけた地域間連携協定」を締結し、5月14日に、新横浜で調印式を開いた。
調印式に参加した会津電力の山田純社長(左)と生活クラブ神奈川の篠崎みさ子理事長
会津電力は2018年から生活クラブエナジーと提携し、雄国太陽光発電所の電気を供給。生活クラブの組合員は「生活クラブでんき」として共同購入している。両者は、「気候危機」と「コロナ危機」を乗り越え、持続可能な社会を築くためには、グローバル経済ではなく、ローカルを中心とした人の繋がりと資源が循環する地域コミュニティ経済の発展が必要との考えから、都市と地方に住む人同士が連携し、持続可能な循環型社会づくりをともに進めるため、連携協定を締結した。
今後、地域資源の豊富な福島県喜多方地方を中心に、「生活クラブでんき」の提携を基本に、食・エネルギー・ケアの自給圏づくりをすすめる。初年度は、7月から10月にかけて、喜多方市の雄国地域で、無農薬・無肥料栽培によるブドウ栽培圃場で体験交流企画「会津こっちゃこ倶楽部」を開催。生活クラブ組合員が草取りをはじめとしたブドウ栽培を体験し、10月には収穫、ワインづくりも体験する。また、生活クラブ神奈川は、会津電力グループの大和川酒造店の日本酒や、会津電力の関連会社で主にワイナリー事業を行なうアイプロダクツが製造するワインなど喜多方市の産品との取組みも進めていく。
調印式当日には、「これからの地方と都市の関係性をどう紡いでいくか」と題し、民俗学者で学習院大学の赤坂憲雄教授の記念講演を開催。赤坂教授は、福島第一原発の事故以降、エネルギーの分野でも中央主権ではなく、会津電力のように地域で資源を循環させる取り組みが出て来たことに大きな期待と希望を見出している。再生エネルギーの可能性について参加者も再確認する機会となった。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日
-
北海道檜山特産品マルシェ「ひやマルシェ」開催2025年9月12日
-
農福連携 食品産業向け展示商談会「ノウフク見本市2025in大阪」開催2025年9月12日
-
次世代モデルの人工光型植物工場「福井美浜工場」竣工 椿本チエイン2025年9月12日