食品の温度管理をIoTで 水温を直接計測できる「Pt100センサー」発売 ラトックシステム2021年5月24日
ラトックシステム株式会社(大阪市)は、HACCP対応温度管理システム「ハサレポ」用デバイスとして、液体に挿して水温を直接計測できる温度センサー(Pt100センサー)を開発。秋から出荷を開始する。
食品の温度管理をIoTで支援するハサレポ
ハサレポは、おもに食品の製造現場向けに提供するクラウドサービス。温度計測、記録、アラート通知、帳票出力がワンパッケージになっており、保管庫や冷蔵設備などの温度を計測し、指定範囲を超えるとスマホに知らせる。温度はグラフで表示され、その変化から今までは気づかなかった温度の異常や改善点を見つけることができる。さらに、HACCPで義務化されている帳票作成をサポート。記録と帳票作成の自動化で、現場の負担を軽減する。
温度センサー(Pt100センサー1点計測)
新たに投入予定のPt100センサーは、センサー部を直接水や食品に挿して温度の計測が可能で、冷却時の水温や殺菌処理・加熱時の湯温などをクラウドに記録。IoT化により、HACCPで求められる重要管理点の温度モニタリングがスマホで可能となり、自動で経過温度の記録保管ができるようになる。
計測温度範囲はマイナス40~180度。食品安全に関する証明書発行に対応している(接液部分のみ)。本体は塵防・防水規格IP67に準拠し、水がかかっても安心。乾電池駆動(アルカリ単3電池× 3本)で約1年交換不要で使用できる。「温度センサー(Pt100センサー1点計測)」は、標準価格7万円(税別)。
同システムは、愛知スカイエキスポで6月1日開幕の「FOOMA JAPAN 2021」に展示を予定。ラトックシステムブースでは冷蔵設備の温度計測をデモ展示する。また、第一工業株式会社(兵庫県姫路市)のブースでは、食品対応低温冷却機の水温計測デモをおこなう予定。
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