豆乳市場 2027年に2億5120万米ドル到達見込み2021年5月31日
株式会社グローバルインフォメーションは5月27日、市場調査レポート「エンドウ豆乳市場の成長機会・成長予測 (2021-2027年):フレーバー・包装区分・流通経路・地域別」 (Allied Market Research) を発売した。
2019年の豆乳市場は1億2290万米ドルで、今後10.5%の年平均成長率(CAGR)で成長し、2027年には2億5120万米ドルに達すると予想されている。2019年の豆乳市場への貢献度は北米が最も高く、4620万米ドル。豆乳は乾燥したエンドウ豆から作られ、オリジナル、無糖、バニラ、チョコレートなど様々なフレーバーで加工されている。
豆乳業界の成長は、世界中でビーガンやダイエット意識の高い消費者が増加していることが背景にある。さらに、腸内酵素であるラクターゼの欠乏による乳糖不耐症が増加していることも、乳製品を含まない食品やビーガン食品の需要を促進。植物性乳製品は、成熟市場および新興市場で人気が高まっている。これは、乳製品にアレルギーを持つ人が増えていることが原因で、健康意識の高まりと可処分所得の増加により、豆乳の市場規模は拡大。さらに、様々な企業が健康に良い成分を追加導入していることも、豆乳市場の成長を大きく後押ししている。しかし、原料価格の変動や、豆乳の製造過程における植物由来の乳成分の抽出コストの高さが、豆乳市場の主な成長阻害要因となっている。一方、ビーガンの人々による乳製品を使わない製品への需要の急増や、新しいフレーバーや種類の豆乳の登場は、豆乳市場に有利な機会をもたらすと予想される。
世界の豆乳市場は、フレーバー、パッケージタイプ、流通チャネル、地域に分類される。フレーバー別では、豆乳市場はオリジナル、無糖、バニラ、チョコレートに分類。パッケージングタイプでは、ボトルとアセプティックカートンに分類。流通チャネル別では、小売店、スーパーマーケット/ハイパーマーケット、Eコマース、その他に区別される。地域別では、北米、欧州、アジア太平洋、LAMEAに分類されている。
フレーバー別では、2019年はオリジナルフレーバーセグメントが最も顕著だったが、予測期間中はバニラフレーバーセグメントが引き続き優勢であると予想。比較的安価なバニラは世界的に広く消費されており、豆乳市場での採用が増加すると考えられる。チョコレートフレーバーは、予測期間中に11.3%の顕著なCAGRで成長すると予想されている。
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