日本ワインの売り上げの一部 原料用ブドウ産地4県に贈呈 メルシャン2021年6月3日
メルシャンは、「シャトー・メルシャン」など日本ワインの原料用ブドウ産地の活動を支援するため、今年で4年目となるドネーション企画「日本ワインの未来を応援しよう!」を3月1日から4月30日の期間で実施。6月以降、集まった128万円を原料用ブドウ産地の4県に随時贈呈する。
同企画は、「シャトー・メルシャン」をはじめとする日本ワインの売り上げ1本につき10円、合計128万円を、自社管理畑と契約栽培畑のある山梨県、長野県、福島県、秋田県の各機関や行政に贈呈するもので、原料用ブドウ産地とワイナリーが所在する地域のコミュニティの活性化と、「日本ワイン産業」の発展への貢献をめざす。
支援金は各県に32万円を6月以降、随時贈呈。 「甲州」をはじめ醸造用ブドウの生産拠点である山梨県では、振興の一環である、高品質・安定生産技術の確立、早期成園化・省力化技術の開発、新規栽培農家への支援、担い手確保など、幅広い対策に活用される。
長野県塩尻市と上田市では、ワイン産地「塩尻」の発展と地域ブランド力の向上をめざし、産地の維持発展に資する人材を育成。塩尻から日本ワインを牽引する人材を輩出する「塩尻ワイン大学」などで活用してもらい、栽培・醸造技術の習得・継承や、ワイナリーの起業・経営能力の向上などを図る。また、今年から新たに上田市への支援を始め、ワイン産業の推進と地域活性化を官民で連携して活動する「上田ワインプロジェクト」の事業費として活用される。
福島県では「シャルドネ」の代表的産地である会津美里町を、地元住民にブドウ畑のある街としてより誇りを持ってもらえるよう農業振興などに活用してもらう。また、「リースリング」の代表的産地である秋田県の「横手市大森地区」は、かつて地元の生産者を支援する組織が存在していたこともあり、ブドウ畑は地域で愛されてきた。農家の高齢化が進む中、新たな醸造用ブドウ生産者へのサポートや若手育成などの支援のために活用してもらう。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 果樹園地で初めて確認 富山県2025年5月15日
-
【注意報】ムギ類赤かび病 多発リスクに注意 三重県2025年5月15日
-
"安心のお守り"拡充へ JA共済連 青江伯夫会長に聞く【令和6年度JA共済優績組合表彰】2025年5月15日
-
【地域を診る】観光・イベントで地域経済は潤うのか 地元外企業が利益吸収も 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年5月15日
-
麦に赤かび病、きゅうりのアザミウマ類など多発に注意 令和7年度病害虫発生予報第2号 農水省2025年5月15日
-
なぜ「ジャガイモ―ムギ―ビート」?【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第340回2025年5月15日
-
JA三井リースが新中計「Sustainable Evolution2028」策定 課題解決で持続的成長目指す2025年5月15日
-
「NARO生育・収量予測ツール」にトマト糖度制御機能を追加 農研機構2025年5月15日
-
冷凍・国産オーガニックほうれん草 PB「自然派Style」から登場 コープ自然派2025年5月15日
-
独自品種でプレミアムイチゴ「SAKURA DROPS」立ち上げ 東南アジアの高級スーパーで販売 CULTA2025年5月15日
-
茨城の深作農園「日本さつまいもサミット」殿堂入り農家第1号に認定2025年5月15日
-
「FaaS」で農業のバリューチェーンをデジタル化「稼げる農家」全国拡大へ AGRIST2025年5月15日
-
表参道にたまごかけごはん専門店「たまごぐらし」17日オープン2025年5月15日
-
第94回通常総会を開催 2024年度事業報告 クロップライフジャパン2025年5月15日
-
長期ビジョンのKPIを見直し 増配と自己株取得で資本効率を改善へ 日本曹達2025年5月15日
-
肥料設計セミナー 茨城県土浦市で開催 農機具王2025年5月15日
-
農業生産由来の環境負荷低減と水資源保全へ 掛川市と実証試験開始 日本コカ・コーラ2025年5月15日
-
豆乳類の生産量 2025年1~3月期は9万4634kl 日本豆乳協会2025年5月15日
-
低コスト農業を実現「三菱コンバインXC448」新発売 三菱マヒンドラ農機2025年5月15日
-
鳥インフル 米ミシシッピ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年5月15日