外食産業 宣言継続で出口見えず-日本フードサービス協会2021年6月30日
日本フードサービス協会が行っている外食産業市場動向調査によると、5月は緊急事態宣言の継続で酒類提供ができず、「回復への出口がまだ見えていない」と厳しい状況が続いている。
緊急事態宣言は東京、大阪、京都、兵庫で5月も継続され、さらに愛知、福岡なども追加、宣言地域にある酒類提供店は休業をせざるを得なくなった。さらにまん延防止措置対象地域が全国に広がり、外食店舗の営業時間、酒類提供は制限を受け続けている。
5月の前年比売り上げは外食全体で119.8%となっているが、この数字は昨年との対比。一昨年との対比では80.2%で回復への出口は見えていない。
とくにパブ・居酒屋業態が厳しい。酒類提供の制限や、営業時間短縮の要請などで壊滅的な状態が続いている。「居酒屋」の売り上げは前年比95.9%。前年の5月は前年比10%と壊滅的な実績だったが、今年はその水準にも戻っておらず、さらに下回っていることになる。
一方、パブ・ビアホールはほとんど営業ができていなかった前年にくらべると売り上げは197.9%と回復したが、コロナ前の一昨年の1割程度に落ち込んでいる。
一方、ファストフード業態は全体売り上げ113.3%と好調。一昨年対比でも103.9%とコロナ前より伸長している。「洋風」はテイクアウト、デリバリーの好調が続き売り上げは110.3%。「和風」は高付加価値メニューなどが好調で客単価が上昇し、売り上げは112.1%となった。
ただ、ラーメン業態では酒類提供の自粛が響き、一昨年の73.1%にとどまった。「持ち帰り米飯・回転寿司」はテイクアウト需要に支えられ売り上げは110.6%となり、一昨年比では99.0%まで回復した。
店舗数は全体で前年比96.1%となっている。
重要な記事
最新の記事
-
(463)50年後の日本農業を「やや勝手に」展望する【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月28日 -
今年デビューの岩手県ブランド米「白銀のひかり」販売開始 JAタウン2025年11月28日 -
農ジャーナリスト・小谷あゆみがリポート「米を届ける 安定供給の裏側編」公開 JA全農2025年11月28日 -
ジューシーな冬の風物詩「国産りんごフェア」12月5日から開催 JA全農2025年11月28日 -
国際協同組合年に韓国ソウルで「AOAセミナー」 村山理事長・AOA会長があいさつ JA共済連2025年11月28日 -
オンラインイベント「GROUNDBREAKERS-日本農業の未来へ-」を2026年1月開催 クボタ2025年11月28日 -
佐藤茂一前組合長が「大高根農場記念山形県農業賞」を受賞 JA鶴岡2025年11月28日 -
山梨県の伝統野菜「長禅寺菜」使用 おむすび、パスタなど3品を発売 セブン‐イレブン2025年11月28日 -
香川県産「きざみにんにく」と「小豆島ソース」農水省FOOD SHIFTセレクションで優秀賞2025年11月28日 -
INACOMEビジネスコンテスト2025「本選大会」開催 パソナ農援隊2025年11月28日 -
「有機農業とアニマルウェルフェア、動物愛護」12月6日につくば市で開催2025年11月28日 -
連続シンポジウム第9回「暮らしを支える医療・福祉」開催2025年11月28日 -
農業アプリ「アグリハブ」に新機能「栽培計画」 リリース Agrihub2025年11月28日 -
冬だけのショコラパウダー「ハッピーターン 粉雪ホワイト」発売 亀田製菓2025年11月28日 -
神奈川県産ブランド米「はるみ」からウイスキー誕生 久米仙酒造2025年11月28日 -
新潟県三条市 洋梨「ル レクチエ」のケーキを販売 カフェコムサ2025年11月28日 -
子育て応援乳幼児向け商品が試せる「yumyumフェスタ」開催 パルシステム山梨長野2025年11月28日 -
国産大麦入り和風炊き込みごはん「鶏ごぼうめし」新登場 コープ自然派2025年11月28日 -
愛媛県産ブランド柑橘「紅まどんな」のパフェ 期間限定で登場 銀座コージーコーナー2025年11月28日 -
JETROとClimate-KICのクライメートテック海外展開支援プログラム「J-StarX」に採択 Eco-Pork2025年11月28日


































